和をたしなむ

2017.11.17更新 - 店紹介

同じ一品を季節の移ろいと共に掛ける、秋冬の店内。

 

先週まで開催をしておりました「二年に一度の蔵出し市~冬物の陣~

 

本当に多くの方のご来店やお問い合わせを頂き、

多くの新しいご縁も頂く事が叶いました。

 

心から御礼を申し上げます。

 

 

そして、そちらがひと段落つき、今週から始めています、

11月から年末に向けて、秋冬に向けての店内の模様替え。

 

過ぎ行く季節と来たる季節を感じる、この11月半ばの頃。

 

どの様な店内にしようかと、色々と悩み、組み合わせを楽しみながら、

私が一番注力をしている、壁面のコーディネートが完成しました。

 

 

当店の壁面は、ご来店頂いた方なら分かると思うのですが、ご入店されたらすぐ目に入る上、

正面~脇の大きなウィンドウ越しに、外からもお楽しみ頂ける場所なので、

ここに掛ける一品たちは、その時々の季節感を感じて頂けるものや、

着物屋らしい季節の過ごし方を感じて頂ける一品を掛ける事に、気を配っています。

 

今週に入り、一気に寒さが増してきたので、秋から冬を意識したコーディネートを。

 

掛ける長着の色は白系・灰色系のもので、

白系の色はなんとなく寒々しい印象を受けるのですが、

この季節の陽光には優しく映えるのも事実。

 

そんなことを思っていたら、

「古代中国に端を発する陰陽五行説では、春は青、夏は朱、秋は白、冬は玄(黒)とされている。」

との記事を今朝がた偶然に読むことが出来、なるほど納得!

 

そうした事も含めて、素材感が暖かなものや合わせる帯の色を暖色系にして、

目にも暖かな心になって頂けたら何よりの事と思っております。

 

また選ぶ素材も真綿系のものなど、

暖かな着心地を楽しんで頂けるものをセレクトしてみました。

 

 

と、季節感を意識しながらなのですが、

中央に配した籠バッグは晩夏の頃に出会い、仕入れをさせて頂いた、

真竹を黒く染めて編み上げた籠に、藍で染めた巾着を合わせたもの。

 

あの、残暑とは言い難い熱気が残る頃に、「ちょうど良い。」と思っていた一品が、

秋冬の店内にも不思議と馴染みます。

 

 

合わせる草履を酒袋の布を張った台に更紗の鼻緒を挿げたものに変えるだけで、

すっかり秋冬の雰囲気をまとって収まる、この籠バッグ。

 

巾着の藍の色や更紗の雰囲気も、今頃の気候にも馴染み、

真綿系の紬や木綿の着物に合わせてお楽しみ頂ける一品になっています。

 

 

季節は日々移ろい、秋から冬へと日に日に寒さが増す、今日この頃。

 

夏と同じ一品を置く事に少し違和感を感じながらも、

今頃が丁度良かったのだろうと思う、さも曖昧な感性の私(汗)

 

それでも、秋冬のものとして店内で活躍してくれている姿を見て、

この物の個性はこれが良かったのだと勝手に思う、私なのでした。

 

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