和をたしなむ

2019.01.07更新 - 女将の着姿

女将の着姿。「商い初めの礼装感を羽織姿と共に。」

 

2019年第一回目のコラム更新が、

当店女将の着姿になるとは有難いことです。

 

 

昨年の年初めは体調不良から、着物を着る事すらままならならず、

今年はこうして着物で商い初めを迎え、過ごす事が叶っている事は、

日々気に掛けて下さる皆さまのおかげと、心から感謝をしております。

 

誠にありがとうございます。

 

 

さて、

 

年初めのきもの美濃幸は、お客さまの御挨拶まわりから始まります。

 

遠方の方には失礼をしていますが、

出来る限り新年の御挨拶をと思い、朝から手分けをしながらまわっています。

 

 

そんな、女将の新年の着姿はこちら。

 

 

全身写真も撮ったのですが、

確認するとあまりにも気の抜けた表情だったので、私的に公開NGとなり。。。

 

取り急ぎ、帯まわりのコーディネートをご紹介!!

 

 

長着は、紅花染よねざわ新田さんの手紡手織の紬生地。

 

6年ほど前に開催をしました、新田さんの個展の際に見分けたもので、

真綿の暖かな風合いや質感と共に、ある程度フォーマル感もある生地なので、

女将も結構重宝して袖を通しています。

 

 

帯は、高久空木さんの、寒椿を染め上げた塩瀬九寸名古屋帯。

 

高久先生のお品は、歴代きもの美濃幸でも何本も扱いがあり、

また女将もファンという事もあり、事あるたびに出番のある一本です。

 

 

羽織は、木崎さんの飛び柄小紋で誂えた一着。

 

「木崎」といっても、あまり馴染はないかも知れませんが、

京都にあった染物問屋さんの名前で、10年近く前に廃業をされました。

 

約20年前に女将の代になり、

それまでフォーマル一辺倒の美濃幸から、

時代に即しながらも伝統を重んじるカジュアル傾向のお品を置く、

そんなきっかけを創って下さった問屋さんで、

この羽織に限らず、木崎さんのお品は女将にとって思い入れの深いもの。

 

小紋を一反を使った羽織なので、結構な重量感のある一着ですが、

重みからくる裾の落とし具合が最良で、自然とフォーマル感が出てくる一着です。

 

 

その羽織の裏地はこちら。

 

 

少し古さを感じますが、

淡いベージュ色に染めた生地に(黄変したわけではなく汗)、

貝合わせの柄を染めたもの。

 

最近の羽裏(羽織の裏地)は、遠山暈しの様な無地感覚のものが多く、

こうした柄物を見かける事が大分少なくなりましたが、

季節に合わせて、個性に合わせて、柄物の裏地を付ける事は、

裏にもこだわるという、着物らしいお洒落の楽しみ方のひとつです。

 

無地縞格子が多いのは確かですが、柄物を探す事もまだまだ可能。

 

ぜひ、羽織を誂える際は、

裏も大好きと思えるものを選び、お楽しみ下さいませ。

 

 

さてさて、

続いて「羽織丈」について書こうと思いますが、

記事が長くなってきたので、そちらはいずれかの機会にしたいと思います。

 

 

2019年も皆さまにとって、素敵な着物と在る日々が訪れます様に。

 

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