和をたしなむ

2018.07.14更新 - コーディネート紹介

夏の涼感、極上の軽やかさをお楽しみ下さい。 ~竺仙 絹紅梅「薄」×染の川勝 九寸名古屋帯「浮織りにトンボ」~

 

ご来店の皆さまから、

 

夏に涼しくて、楽な着物って何?

 

と問われた時、

女将が必ず選択肢のひとつとして皆さまにご提案する一品に、

 

絹紅梅

 

が必ず挙がります。

 

 

太糸を混ぜて織り上げ、

その凹凸のある生地から勾配に引っかけて「紅梅」と名付けられた、

格子の織になっている生地。

 

同じ紅梅の生地でも「綿紅梅」というものもあり、

 

綿紅梅は、「綿100%で太糸を混ぜて織り上げたもの。」

絹紅梅は、「格子部分が綿糸で、他は絹糸で織り上げたもの。」

 

で織り上げた生地になります。

 

どちらもでこぼこした生地感から、

肌の接触面積が少なく、また通気性も良く、

夏衣としては最適な生地のひとつですが、

絹紅梅は綿紅梅よりも一層軽く、

天女の羽衣」と称される程の、他にはない極上の軽さが特徴です。

 

 

今回ご紹介しました一品は、江戸染の名店「竺仙」さんのもの。

 

絹紅梅は色々とあり、様々な染屋さんが染め上げていますが、

竺仙さんが染める一品は、とても繊細な染上りになっています。

 

 

この一品は、一足早い涼感を感じる、「(すすき)」が染め上げられたもの。

風になびく薄の様子を、そのまま感じる繊細な染め上がりは、

竺仙さんならではの仕上がり。

 

 

絹紅梅の素材感と相まり、夏の涼感を存分にお楽しみ頂ける、

そんな仕上がりになっています。

 

 

そして、帯合わせとトータルコーディネートはこちら。

 

 

藍色と相性の良い、白地の九寸名古屋帯を合わせました。

 

 

こちらの帯は、染の名店「染の川勝」さんの一品。

 

九寸だと絹紅梅には少し、大仰な感じもありますが、

型染の雰囲気や帯自体が軽やかで遊び心があり、

絹紅梅をお召しになる普段着の装いとして、

バランスの良い組み合わせになりました。

 

 

そして、帯〆の色に赤を持ってくることで、

それが挿し色として効き、全体のバランスをまとめてくれています。

 

はじめは、白・黒の様な、あまり色を使わない帯〆を試したのですが、

絹紅梅の薄の粋な雰囲気と、型染の愛らしさのバランスがあまり良くなく、

この一色挿すだけで全体がまとまりました。

 

 

こうした色で取り合わせを保つ事も、着物らしい楽しみ方のひとつ。

 

皆さまの個性に合わせて楽しみながら、

自分らしい色さがしを、色々と試して頂けたらと思います。

 

 

今日から始まる三連休は、

猛烈という言葉相応しいほどの、猛暑になるという事。

 

既に名古屋の気温は37度を超えたようです(汗)

 

 

それを聞くだけで恐ろしいのですが、

こうした時に着物の質感や色柄から少しでも涼感を感じ、

それが一時、着物をお楽しみ頂く事へと繋がるのであれば、何よりのこと。

 

 

着物をお召しになる方は決して無理はせず、しっかりと暑さ対策をしながら、

皆さまにとっての素敵な連休をお過ごし下さいませ。

 

 

《 掲載商品詳細 》

 

竺仙 絹紅梅「薄」 80,000円(税別)

染の川勝 夏九寸名古屋帯「浮織にトンボ」(絹100%) 160,000円(税別)

夏帯〆(絹100%) 8,000円(税別)

 

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