和をたしなむ

2018.07.10更新 - 男のきもの

夏の袖なし羽織はすべてを「軽やか」に。

 

西日本を中心に、日本列島を襲った未曾有の豪雨災害。

 

どれだけ備えていても自然の前では無力な事を思い知らされ、

抗うよりも、日々備える事の大切さを心底教えられる気分がしています。

 

 

甚大な被害を被り、数日前まで当たり前にあった日常を奪われた皆さまが、

一日でも早く、心穏やかな日が訪れる事を切に願っております。

 

 

 

今日のコラムは、男性のお客様の着姿をご紹介。

先月ご注文頂いたお品のご納品があり、早速お召し頂きました。

 

 

長着は小千谷縮、こちらはお客様のお手持ちのもの。

ご注文を頂き、お納めしたものは、その上に羽織る「袖なし羽織」です。

 

 

夏に着流しでなく、気軽に羽織れる物を。

 

というご要望をお聴きしてご提案を致しましたが、

他の男性のお客様からも同様のご意見をお聴きします。

 

普段のお出掛けであれば、また夏に限ってしまえば、

男性の場合は着流しでいても、ドレスコードで問題になる事はほとんどないのですが、

きちんとした装いを好まれる方や、その様な場に慣れている方は、

 

「何か羽織っている方が安心!」

 

という気持ちをお持ちだと思います。

 

 

かといって、通常の夏羽織を作るまでもない、

洋装でいえば、簡単なリネンジャケットを羽織る感覚を和装の取り入れると、

美濃幸的には、この様な「袖なし羽織」のご提案がお勧めです。

 

 

着丈も抑えて、通常よりも若干短くおさめ、

 

 

肩山を縫い込んで、出っ張りを抑える仕立て方もありますが、

肩山に縫い目が入るよりは、そのままの方がスマートだと私は感じるので、

本当に「袖だけがない羽織」で誂えました。

 

 

生地は「アイスコットン」を使用。

 

絹よりもお手入れなどの日常の取り扱いが楽で、

綿麻のアイスコットンだと、柔らかな着心地と素材の軽さが活きます。

 

 

夏の羽織物は、「軽さ」が肝要。

 

 

見た目も、素材も、重量も、気持ちも、

全てを軽やかに袖を通せるものがとても重宝します。

 

 

ご注文頂き、モデルになって下さいました、H様。

誠にありがとうございました!!

 

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