和をたしなむ

2018.01.12更新 - 徒然なるままに

振袖の魅力。

 

当店は着物専門店ですが、HPをご覧の皆さまはご存じのとおり、

40代以降のカジュアルを好まれる方へセレクトした品ぞろえをしているので、

成人式近辺は案外と手すきだったりします(汗)

 

なので、街ゆく振り袖姿やテレビの様子を見ながら、

最近のお嬢様のお好みなどをリサーチしております。

 

 

何年か前から、「ママ振袖」やら「ママ振」という言葉を、

よく見聞きするようになりましたが、私にとっては少し違和感のある言葉。

 

それは何故かというと、

振袖のような家を代表する晴れ着は何枚も何枚も持つものではなく、

一着の衣裳に想いを乗せてご家族が大切に受け継いでいくものだと、

思っているからです。

 

なので、お母様がご結婚前にお召しだった振袖を、

お嬢様が同じくお召しになる事は、至極当たり前の事。

 

「お母さんのお古なんて」と思わず、

お嬢様方は自分の家にはそうした衣裳がある事に誇りを持って、

胸を張ってお召しになられたらと思います。

 

 

当店では、親子三代にわたりお世話になっている何十年来のお客様も多く、

年に何組かのご家族様から、振袖の洗い張り等のご相談をお承りします。

 

こちらの振袖もそんな晴れ着の一着。

 

 

本格的な京友禅が施された、振袖の格に相応しい仕事がされた振袖。

 

京友禅の名店「千總」さんにお願いをし、

当時は当たり前だった見本帳からお好みの色柄を選び、別誂えをしたもので、

解き洗い張りをして気づいたのですが、

柄付けも、お母様のご寸法に合わせて染付けがされていました。

 

その写真を探したのですが、どうやら撮っていなかった様で残念(涙)

そうした丁寧な仕事を解いて拝見すると、何よりも勉強になります。

 

 

世代を超えて、時を超えて、でも、その一着に掛ける想いはひとつの事。

 

当店では、この様な振袖の仕立て直しや、

帯〆や帯揚げなどのコーディネートの相談も喜んでお承ります。

 

そのご家族様にとって、一着の振袖が掛け替えのない、

素晴らしい時を刻むものとなります様に。

 

どんな事でもお気軽にご相談くださいませ。

 

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