和をたしなむ

2019.01.09更新 -

春の陽気を遊び心と共に。「長井紬 パッチワーク」

 

商い初めからもうすぐ一週間が経ち、

遅ればせながら新春の店内を彩るきものたちをご紹介したいと思います。

 

 

きもの美濃幸の顔でもある、壁面のコーディネートはこちら。

 

 

大衣桁を置き、そこに絵羽物と袋帯を掛けるのは例年通り。

 

ただ、いつもであれば振袖や訪問着と礼装袋帯を掛けていますが、

今年は紬の絵羽と洒落袋帯を合わせ、新春のご提案としました。

 

 

きもの美濃幸は、

30~60代の日常の延長線上で着物をお楽しみになられるお客様が多く、

振袖や訪問着よりも、紬や小紋、丸帯や袋帯よりも、名古屋帯が得意な店。

 

今年初めの壁面には、そんな皆さまにお楽しみ頂ける一品をと思い、

昨年から選品~仕入をしてきました。

 

 

この大衣桁に掛けた一品は、

山形県長井市周辺で製織されている「長井紬」の一品。

 

置賜紬や米琉紬なども、長井紬のひとつです。

 

 

紬自体がそうですが、私が思う長井紬の印象は、

ものの派手さはないが、真面目な物作りをされた一反というもの。

 

東北地方の風土でしょうか、コツコツとした物作りの風土が、

そのまま織物になった印象があります。

 

織り方は、手織のものから織機ものまで、

糸染も、草木染から化学染料のものまで。

 

それぞれの機屋が得意なものに特化して、代々ものつくりをされており、

地域全体で織物の魅力を発信し続けているという印象を受ける、

私の好きな産地にひとつです。

 

 

こちらの一品は、その織機で製織された長井紬の布を何種類か合わせ、

パッチワーク状にして一枚に誂えたものです。

 

後身頃から下前にかけては、おとなしい取り合わせにしていますが、

前身頃の色柄の取り合わせ方は、遊び心抜群!!

 

見ているだけで楽しい気持ちになります。

 

 

 

春らしい色目のものから、シックな大人の色目の生地まで、

ただ単に端切れを合わせたのではなく、きちんと計算をして縫い合わせ、

それを一反の生地に誂えてある事が、この着物一番の魅力。

 

着手の個性や遊び心を、一層引き立ててくれる一枚になるかと思います。

 

 

春の陽気がだんだんと高まる頃。

 

そんな遊び心と共に、

着物らしいお洒落をこの一品をお楽しみ頂けたら、

何よりのことと思っています。

 

 

掲載商品詳細

長井紬 パッチワーク柄(絹100%) 150,000円(税別・反物価格)

 

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