和をたしなむ

2019.01.26更新 - 洛風林の帯

洛風林の帯 九寸名古屋帯 「カフタン繍文」

 

独自の美意識を持ち、ものつくりをされている帯屋、

 

洛風林の帯

 

 

当店も祖父の代から三代、変わらずにお世話になっており、

また、ご来店のお客さまからも絶大なる人気を誇っています。

 

 

昨年末から少しずつですが、洛風林さんの展示会に足を運んでは、

美濃幸らしいものを見分けて来ました。

 

嬉しい事に、既に嫁入り先が見つかったものも何本かあり、

洛風林の人気の高さを改めて実感していますが、

今日ご紹介する一本も、昨年見惚れて仕入れをしたもの。

 

研ぎ澄まされた、今の洛風林の感性をお楽しみ下さい。

 

 

洛風林の帯 九寸名古屋帯 「カフタン繍文」

 

 

濃緑の地色に浮かぶ、繊細かつ澄んだ織り模様は、

カフタンの衣裳からとった文様です。

 

 

カフタンとは、トルコの民族衣装の事。

 

ガウンの様に上から羽織る衣裳らしく、

私もこの帯と縁があって調べたのですが、衿のない直線裁ちの服だそうで、

直線裁ちという意味では、和装と一緒。

 

トルコと日本はシルクロードで繋がっている事を想えば、

どこかで相容れるものがあるのかと、想像が膨らんでいきます。

 

 

お太鼓柄はこの様な雰囲気。

 

 

滑らかな地の上に浮かぶ柄は、とても繊細に織り上げられており、

文様自体が持つ個性を洛風林らしく表現されています。

 

 

柄の個性や、織の素晴らしさはもちろんですが、

この帯に限らず、洛風林さんの素晴らしい所は織り糸の選び方が抜群で、

中央の大きな文様自体も白糸を何色か使い分けて織り上げ、

それが柄の立体感や存在感へと繋がっています。

 

 

アップで見ると、一層、その織の繊細さが伝わるはずです。

 

 

お太鼓の様子はこちらです。

 

 

洛風林さんのお太鼓柄の九寸らしく、

腹の模様はお太鼓柄とは違う「別腹」の帯に。

 

お太鼓の柄を上手に取り分け、

二通りの個性をお楽しみ頂ける様に織り上げてあります。

 

 

白い花の方はスッキリと品良くおさめ、

 

 

モスグリーンの花の方は、

濃紫の唐草模様と相まって個性的に織り上がっています。

 

着手の個性に合わせて、合わせる長着に合わせて、

どちらともお楽しみ頂けたらと思います。

 

 

この素敵な一本。

 

 

一見すると、今までの美濃幸の雰囲気とは少しテイストの違う帯かと思いますが、

合わせてみると意外と当店の長着との相性は良く、

模様替えをしながら、色々なものに合わせて楽しんでいます。

 

特に、織司なかむらさんの御召との相性は抜群で、

また、こちらでもコーディネートをご紹介できたらと思います。

 

 

際立った個性は持ちつつも、

長着と馴染むコーディネートが楽しめるのも、

洛風林の帯が愛される所以。

 

お好みの皆さまに合わせて、存分にお楽しみ下さいませ。

 

 

掲載商品詳細

 

洛風林の帯 九寸名古屋帯 「カフタン繍文」 210,000円(税別・反物価格)

 

 

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