和をたしなむ

2018.04.04更新 - コーディネート紹介

絞りの魅力。

 

名古屋の桜は先週の満開から今週は散り始め、

季節は春から初夏へと、一気に移ろっている感覚を覚えます。

 

 

店内に掛けてある一品たちも、そんな春から初夏の季節に相応しく、

また、目にも心にも心地良い明るい色目のものを中心に取り揃え、

長着と帯をコーディネートしています。

 

そんな中、店内では絞りの帯たちが大活躍中!

 

 

こちらの一品は、京絞りの名店 藤井絞さんのお仕事のもの。

 

ロココ模様を巧みに絞り上げ、パステルの配色と相まり、

モダンで可愛らしい印象を持ち、挿し色にもなる帯に仕上がっています。

 

長着はチェック柄の小紋。

 

この様なモダンさのある帯との相性が良く、

洋服感覚で着物をお楽しみ頂けるコーディネートになります。

 

 

もうひとつは、

 

 

丸文を絞り上げた九寸名古屋帯。

 

何種類かの絞りの技法を使い、

円の雰囲気と、直線の雰囲気を上手に組み合わせた、

素敵な仕事が成された絞り上がりです。

 

 

合わせた着物は、廣瀬草木染織工芸さんの飯田紬

 

同系色なので帯〆などで挿し色が必要となりますが、

草木染の柔らかな雰囲気と、絞りの素朴な空気感が合わさり、

着物らしい楽しみを味わって頂けます。

 

 

絞りの魅力は、

友禅の様な線や輪郭がなく、

また蝋纈の様なきっちりとした色際がなく、

輪郭がぼやけ定かでない輪郭の感覚と、

それを活かす色彩感覚にあると、私は思います。

 

絞りで表現できる柄や色数は限られ、

そのため、友禅の様な多彩な色彩や、精密な柄表現は難しいのですが、

図案を作成する段階から使う絞りの技法を選び、

その図案を表現する為に最良の技法を駆使した絞り上がは、

他にはない独特なものがあり、それが多くの方を魅了しています。

 

 

特に名古屋はご当地に、有松・鳴海絞という伝統工芸があり、

絞り技法に賭ける想いはひとしお。

 

お客様も絞りを指名して探されている方も、決して少なくはありません。

 

 

友禅にもない、蝋纈にもない、絞りらしい風情のある姿。

 

 

着物をお召しになる方の着姿を、

自分らしく、また楽しみある姿に仕上げるための一役に、

絞りの帯が成ってくれればと、着物屋ながらに思います。

 

 

掲載商品詳細

 

(1枚目)

藤井絞り 九寸名古屋帯 ロココ文 (絹100%) 100,000円(税別・反物価格)

格子柄 小紋 (絹100%) 168,000円(税別・反物価格)

 

(2枚目)

丸文絞り九寸名古屋帯 (絹100%) 100,000円(税別・反物価格)

廣瀬草木染織工芸 飯田紬 縞 (絹100%) 170,000円(税別・反物価格)

 

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