和をたしなむ

2017.02.14更新 - コーディネート紹介

帯の個性、着手の個性を引き立てるために。「染の川勝 小紋「葵」×染の川勝 塩瀬九寸名古屋帯「花唐草」」

昨日のブログにてご紹介をしました、染の川勝作の飛び柄小紋「葵」。

 

詳しくはこちら→春の訪れを小紋の色柄から感じる。

 

今、店内ではこの様なコーディネートで、ご紹介をしています。

 

 

深みのある、グリーンの地色の中に、自由に伸びる花唐草が印象的な、塩瀬の九寸名古屋帯。

意図したわけではないのですが、小紋と同じ、染の川勝さまの染名古屋帯です。

同じ染屋の長着と帯。合わないはずがありません♪

 

花唐草」という、古典的で伝統的な文様を、

POPなアレンジを加えて仕上げた染め上がりは美濃幸好みの一品で、

こうした柔らかな色目の小紋には、同系色の帯を合わせがちですが、

美濃幸好みの場合は、帯でアクセントを持ってきたいと思うのが信条。

 

メリハリがあり、かつ、そのメリハリが帯自身の個性だけでなく、

お召しになる方の個性を際立たせてくれる、そんなコーディネートです。

 

小紋と染帯というカジュアル感の高い組み合わせで、

また、帯自体が花柄が持つ愛らしさから、少しガーリーな雰囲気のある帯ですが、

手挿しをし、一つずつ手仕事が施された物が持つ、物の力(ちから)が、

大人な方に結んで頂くと、一層、その力を前向きに発揮をしてくれる、そんな仕上がり。

 

遊び心と共に、品よく結んで頂けることと思います。

 

ちなみに、小物のコーディネートはこの様な感じに。

 

 

帯の個性、何より着手の個性を引き立てるために、

帯〆や帯揚(ここにはないですが)、草履などの色はあえて色は使わず、

地色に近い柔らかな色目をコーディネート。

 

まさに「小物は大物」、「小物は引き立て役」を、そのままに感じて頂ける合わせ方です。

 

同じ着物でも、帯合わせや小物合わせを変えるだけで、

着姿全体の雰囲気や、その方の印象まで変えてくれる、「着物のコーディネートの楽しさ」。

 

あまり難しく考えず、好きな色や、季節に合った色を取り入れるだけで、

どなた様にとっても、その方々なりに充分に楽しんで頂けることと思います。

 

皆さまも自分らしいスタイルで、着物と過ごす時間をお楽しみ下さい♪

 

「商品詳細」

小紋 染の川勝 「葵」 230,000円(税別)

帯 染の川勝 「花唐草」 180,000円(税別)

帯〆 龍工房 「無地冠組」 8,320円(税別)

草履 和想庵 「本革草履」 26,000円(税別)

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