和をたしなむ

2020.01.31更新 - 徒然なるままに

自然の陽射しを受けて輝く、染色の世界。

 

昨日までの名古屋市内は、

桜の季節がやって来たかのような暖かな陽気に包まれました。

 

 

暖かなのは過ごしやすくて良いのですが、

やはり一月らしい冷え込みがないと、何となく心寂しいというもの。

 

さも贅沢な要望だと思いつつも、

週間天気予報を見ながら、明日から寒くなる気候を見ては、

また、寒いのは嫌だなと思ったりしています。

 

 

美濃幸の南側は大きなウィンドウになっていて、

一日中はそこからは、外の光が店内に射し込みます。

 

 

繊細な染織品を扱う店として、

大切な一品たちの日焼けは、絶対に防がなければならない事ですが、

反面、当店が扱わせて頂いている一品は、

どれも天然の光のもとでこそ、そのもの自身が持つ色の真価を発揮してくれます。

 

 

なので、直接日が当たらない様に細心の注意を払いながら、

出来る限り店の中に陽射しが射し込ませ、

ご来店の皆さまや、HPをご覧の皆さまに、

着物や帯が持つ色のすばらしさを感じて頂けたらと思っています。

 

 

昨日は、壁面に掛けている美術工芸啓さんの袋帯の箔が、

とても美しく輝いていました。

 

 

啓さんは、京都で最も新しい部類に入る織屋さんのひとつ。

 

伝統技術を持った若い感性が、その帯の一段一段に織り込まれ、

他にはない個性を持つ一本に織り上がっています。

 

 

共に掛けた小倉淳史先生の訪問着とも、とても相性が良い様子。

 

 

着物が持つ色、伝統工芸品が持つ色の世界観を、

ご縁のあった皆さま方にお伝え出来る、

着物屋で在りたいと思います。

 

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