和をたしなむ

2020.05.13更新 -

足す事も引く事もない、最良の夏衣の楽しみを。「能登上布 黒みじん縞(広巾)」

 

男のきもの・男の夏衣も、

続々と新商品が入荷しております!

 

昨日の「夏角帯1」「夏角帯2」に続き、

今日はそれに合わせる夏衣を、皆さまにご紹介したいと思います。

 

 

山崎麻織物工房 能登上布「黒みじん縞」

 

 

石川県の指定無形文化財、「能登上布」の一反です。

こちらは広巾に織り上げた、男性向けの一反になります。

(もちろん、女性でも誂えられます。)

 

 

能登上布とは、

詳しくは、この一反を織り上げられた、

山崎麻織物工房さんのHPをぜひご覧下さい。

とても詳しく、そして分かりやすく解説をされています。

 

 

神代から続くとされている、石川県能登地方の麻織物。

 

麻織物の歴史と伝統、想いは深く、

全国各地の信仰や、産業として、

それぞれの地域に根付き、愛されてきました。

 

 

こちらの山崎麻織物工房さんは、

その想いと伝統を今に受け継ぐ工房。

 

 

ものつくりの大切さや、手仕事の美しさを、

こうした一反を通して、私たちに伝えてくれています。

 

 

名の通り、「黒みじん縞」なのと、私の写真撮影技術では、

モニターを通すとモアレを起こしており、

恐らく太縞の様に見えているかと思いますが、実際にはかなり細かな細縞。

 

それも均一に、丁寧に織り上げられた、

縞の美しさが活きた一反になっています。

 

 

「蝉の羽」とも評される能登上布。

 

小千谷縮など、縮織物と違い、

麻の質感が一層活かされた織上がりは、

軽やかな透け感と共に滑らかで艶やかな生地表面に。

 

 

光の当たり方や陰影によって、

単一の色とは思えない、深みを感じさせてくれます。

 

 

きっと、夏の強い太陽の下では、また違った色の見え方に。

 

そして、得も言われぬ上質な質感を感じさせる、

「能登上布の涼感」「夏衣の品格」を見せてくれるでしょう。

 

 

 

帯合わせは昨日ご紹介しました、

西村織物さんの紗織のものを。

 

 

夏衣らしい涼感、男の夏衣の小粋さと品格を、

シンプルに味わえる組み合わせです。

 

 

これ以上足す事もなし、引く事もなし。

 

一着の長着、一本の角帯と共に、

最良の夏をお楽しみ頂けたらと思います。

 

 

掲載商品詳細

 

能登上布 黒みじん縞(広巾) 200,000円(税別・反物価格)

西村織物 紗織角帯 ※価格等はお問い合わせください。

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