和をたしなむ

2021.12.15更新 - 徒然なるままに

「私だけの一色」を染め上げる。

 

今日は、

美濃幸の「誂え品」について、

少し書いていきたいと思います。

 

 

「誂え」や「別注」と聞くと、

それだけでハードルが上がる方も、

結構おられるかも知れませんが、

 

 

コラムを読んで頂いている皆さまの中で、

そうしたハードルが少しでも下がり、

 

着物を通して、

 

「自分らしいお洒落」

 

をお楽しみ頂ける方が一人でも増えたら、

何よりも嬉しいと思っております。

 

 

では、「八掛」からご紹介します。

 

 

袷の着物には、

「八掛」という色付きの裏地が付く訳ですが、

その色選びがとても重要。

 

一色変えるだけで、

着姿全体のイメージがガラッと変わります。

 

 

当店では、

着物をご注文された方がよく見かける、

「見本帳」を使った八掛選びをしますが、

 

それでもそのお客様に最適な一色が見つからない場合は、

店にある着物の色や、合わせる着物の色、

また何千色もある色見本帳から一色を探し、

その色を染屋さんに送って別染をしてもらいます。

 

 

今日は、その八掛が何枚か染め上がりました。

 

 

先にも書きました通り、

染屋さんには小さな色見本となる端布を送り、

それをもとに色染をしてもらう訳ですが、

その見本通りに染め上げるのは、

かなりの至難の業。

 

懇意にさせて頂いている染屋さんは、

そうしたわがままにも職人業で応えてくれる上、

 

当店は加えて、

「お客様のお好み」や「着たいスタイル」も、

合わせて染屋に伝えて、

 

実際の色目も、イメージの色目も、

どちらもそれに似合うそのお客様だけの一色を染めて頂きます。

 

 

こうした一連の仕事のなかで、

お客様にお仕事して頂く事は、

「色選び」のみ。

 

あとは、私たちがお話を聞きながら、

最良と思える一色を選んでいきます。

 

 

費用的には、当店の場合は、

既製品の八掛と同じお値段、

もしくは、少しだけ高め(数千円程度)

 

染めるために少しお時間を頂きますが、

その待つ時間も、着物を誂える楽しみです。

 

 

着物が自分らしいスタイルと共に在り、

それを創り上げる色の世界が、

自分だけの色に染め上がる様に、

微力ながらお手伝い出来ればと思います。

 

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