あなたにとっての理想の浴衣姿とは。
『いざ、夏!
涼やかに、心地好く。
着物から夏をはじめよう。』
「夏衣お披露目会」
5月30日(土)まで開催しております。
詳しくはこちら
今日は、先週末にコーディネイト紹介をしました、
竺仙さんの新作浴衣「馬九行久」の別コーディネイト紹介です。
その際は男性向けのコーディネートでしたが、
今日は女性向けのコーディネートに。
そこから私なりの想いを書き記していこうと思っております。
どうぞご覧ください!

1、竺仙浴衣「キングサイズ・宮下真理子・馬九行久(うまくいく)」
2、半巾帯「博多織・親子縞」
3、ガラス帯留+真田紐帯〆
墨黒色を基調としたモノトーン調仕上げた、
竺仙さんが手掛けた一反は、
今年の干支「午」にちなんだ新作の一反。
日本画家の宮下真理子さんが監修された、
故事「馬九行久(うまくいく=上手くいく)」をモチーフに染め上げた一反です。
九頭の馬が駆けていく様子は、
江戸時代から愛され続けている縁起物の柄で、
こうした染織に限らず、陶器の染付などにも使われており、
日本人らしいゲンの担ぎ方や、
それを小粋に楽しむ様子が活き活きと描かれた、
秀逸な図案となっています。
浴衣の詳しい解説はこちら
→伝統と革新を感じる、躍動感あふれる一着をお楽しみください。

私はこのコラムでよく
「自分らしく」
という言葉を使います。
すごく抽象的であり、曖昧な言葉。
もしかしたら、
この言葉をご覧になられている皆さまの中には、
そんな違和感を感じている方もおられるかもしれません。
ではどうして、
私がこの「自分らしさ」という言葉を使うのかと言えば、
和装という衣裳であり、ファッションを提案するひとりとして、
女性は女性向けのものを選ぶ事でも、
男性は男性らしい色柄を選ぶという事でもなく、
その人その人にとって、
着物自体が必要以上に肩を張らず、ご自身が似合うと思える色柄を選び、
自然と笑顔を溢れる着物をお召しいただく事が大切だと思っており、
日々ご縁のあった皆さまに、
専門的・客観的なアドバイスを加えながら、
「あなたにとっての自分らしさ」
をお伝えをするように心掛けているからです。
例えば、
花柄を男性の方が着ても良し。
今まで花柄をご購入いただいたお客様は数知れず、
どなた様もその一反を心から気に入り、
またただ気にいったからおすすめをした訳ではなく、
プロの私の目線で判断してもスタイル・心持ちともに良くお似合いだと確信をして、
自信をもって背中を押させていただきました。
何でも売れれば良しとは全く思っておらず、
お一人様ごとの個性を引き立ててくれ、
何より、着物といる時間が心地好いと思って頂ける様なご提案をする事が、
私にとって、きもの専門店としての心構えです。
そんな想いを込めて、
今日ご提案します浴衣コーディネートは、
男性向けに染め上げた一反で生地も広巾のものになりますが、
きっとお心に留まる女性も居られると思い、
コーディネートを仕上げてみました。

前回の男性向けのコーディネートと同じく、
馬九行久の馬柄を最大限に活かしたく、
帯合わせはシックな雰囲気にまとめる事を心掛けました。

半巾帯は、博多織のもの。
太細の縞が織り込まれた親子縞のもので、
落ち着いた黒系のなかに、
赤色や黄色、白色が一緒に織り込まれており、
地味に陥らない雰囲気を持った一本になります。
ただそれだけでは、
男性向けの一反をそのまま女性が着ているいう印象になってしまうので、
女性らしさを引き立ててくれるガラスの帯留を合わせました。

深みのある赤色に黒色の挿し色が入ったガラス帯留は、
半巾帯の縞の赤色にも反応をして、
また、漆黒の中に浮かぶ灯りの様な雰囲気も持ち合わせて、
存在感のある一色となりました。
帯留のこの赤色を目立たせたいので、
帯〆の色目は帯と浴衣に合わせた同系色にて。
あまり色を入れ過ぎると、
せっかくの馬柄の印象と喧嘩をしてしまうので、
あくまでもコーディネートの軸足を忘れない様に気を付けて、
小物たちを合わせました。
小粋な馬柄、そしてそれを引き立てる帯や小物の存在感。
男性向けの浴衣であっても、
女性らしさを感じ、その魅力を一層引き上げてくれる、
小粋なコーディネートとなりました。
こうして一着の浴衣が、
皆さまお一人ごとの自分らしさへと繋がる、
最高の一着となります様に。
《掲載商品のご購入はこちら》
竺仙浴衣「キングサイズ・宮下真理子・馬九行久(うまくいく)」
59,400円(税込・反物価格)
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