和をたしなむ

2024.07.23更新 - コーディネート紹介

お客様の着姿をご紹介♪「サロンコンサート編 その1」

 

 

一昨日に開催をしました、

きもの美濃幸サロンコンサートVol.26

 

 

未だその余韻に浸っている私の心(笑)

 

とはいえ、そろそろ月末に向けてエンジン始動です!

 

 

開催日だった日曜日、

市内の最高気温は38度!

 

アスファルト上の外気温に至っては42度!!!と、

猛烈な酷暑の一日でした。

 

 

その様ななかでも、

ご来場の皆さまの中には和装でお越し下さった方もおられました。

 

 

 

「こんな時だからこそ着物を着て楽しみたい。」

 

「素敵なピアノと聞いたから、大好な着物で楽しみたい。」

 

 

そんなお気持ちが着姿から伝わり、

本当に有難いことだと、心から感謝をしました。

 

 

 

全員の着姿を写真で納めたかったのですが、

閉演後のご挨拶を方々でしていたらお帰りになってしまった方もおられ、

お撮りする事が出来たのはお二人のみ。

 

 

お二方ともに、とても素敵な着姿でしたので、

ぜひ皆様にご覧頂きたいと思っております!

 

 

今日と明日、二日間を掛けてご紹介をしますが、

今日はこちらの着姿をご紹介します。

※お客様には掲載のご承諾をいただいております。

 

 

 

 

実に夏らしい浴衣姿。

 

 

今や貴重品となった手の込んだ有松鳴海絞り浴衣に、

手織りの風合いが活きた半巾帯をコーディネート。

 

 

細かな七宝つなぎ模様を手絞りで表した一着で、

このレベルの細かな有松鳴海絞りを見かける事は、

きもの屋の私自身でもほとんどなく、

お聞きするとかなり昔に誂えた一着との事でした。

 

 

 

 

合わせる帯は半巾帯。

 

夏帯〆を合わされて、

着慣れた感がある着姿となっています。

 

 

帯は織の表情がとても豊かな一本で、

こうした浴衣に合わせても良し、紬に合わせても良い、

着物好きにはとても重宝しそうな一本です。

 

 

また結び方に味があり、

貝の口と文庫を合わせた様な結び方が、

有松鳴海絞り浴衣の上質感とよく合わさっています。

 

 

 

浴衣のこっくりとした藍色。

 

それに乗る帯の白地と豊かな織の表情。

 

そしてお手持ちの乱組の竹籠バッグが絶妙に相まり、

それぞれの良さを感じつつも、

全体の着姿として実に夏らしい涼感溢れる着姿でした!

 

 

 

浴衣にしても、帯にしても、

今は貴重品となっているお手持ち品ですので、

なかなか同じようなコーディネートをご提案する事は難しいですが、

 

こうして長く愛され、使い込まれている浴衣や帯の姿を見ていると、

我が事の様に嬉しい気持ちにさせていただけます。

 

 

 

皆様も大好きな夏の一着と共に、

素敵な季節をお過ごしくださいませ。

 

 

 

A様、誠にありがとうございました!

 

また季節ごとの素敵な着姿を見せてください。

 

 

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