お母様の愛情と想いに溢れた、リカちゃんの晴れ着。
秋も深まり、七五三のご納品やご相談が進んでいます。
先日、七歳のお祝い着のご納品をさせて頂いたお母様が、
別件で再来店下さったのですが、
「若だんな、これを見て♪」
と出されたものが、
何とも素敵&可愛らしい晴れ着の着姿でした!!
お嬢様のお気に入りであり、大の親友である「リカちゃん」。
そのリカちゃんに合わせて、
お嬢様に誂えられたお祝い着の残り布を使い、お母様が振袖を誂えられました!!
誂えて頂いた一着は小紋柄のもので、
それを柄合わせを考えて、仕立て上げ、絵羽風に仕上げてました。
着姿はお見せ出来ませんが、その一反はこちら。
薬玉の柄を型染に手挿しで色を挿した品の良い京友禅の一反の、
絵羽柄に取れる箇所を探して前身頃と袖、
後ろ身頃も絵羽柄の様に豪華に仕上がっています。
リカちゃんが結んでいる帯も、誂えて頂いた帯の残り布。
帯〆や帯揚げは残り布は出ないのですが、
そこはお母様の考えが素晴らしく、長襦袢の残り布を使い、
志古貴は別染をした八掛を使っています。
襟元も、とても豪華♪
仕立てる前から、
「リカちゃんにお揃いを作りたいので、残り布は多めに取れる様に。」
と、ご指示を頂いておりましたが、充分に足りた様子で、
それでも残ったものは、摘まみ細工にして髪飾りにされるそうです。
一緒に七五三を迎える、
三歳の妹さんにも、同じく誂えの衣装を縫い上げ、
同じく大の親友であるお人形さんに着せてありました。
ただ可愛いだけでなく、
お母様やご家族様の愛情に包まれた素敵な衣装を拝見する事が叶い、
幸せな気持ちのおすそ分けを頂けました。
七五三まで残り数週間ほどですが、
もう前撮りを済ませたり、
早い方はお参りの済ませた方もおられるかと思います。
家族の節目、お子様の節目を、
想いを込めた衣裳ひとつを交えながら思い出深いひとときになれば、
そして、そのお役に立てるのであれば、
着物屋として何よりも嬉しい事です。
小物の相談や、コーディネート相談は、いつでも喜んでお承りしますので、
どうぞお気軽にご相談下さいませ!
皆さまにとって、善きハレの日となります様に。
Mさま、ありがとうございました。
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