お洒落の選択肢として着物をお楽しみいただます様に。「美濃幸オリジナル男性向け羽織紐入荷しました!」
男きものの肝となるワンアイテム「羽織紐」。
その新入荷商品をオンラインショップに掲載いたしました!
今回アップしましたのは、
この三種類のもの。
京組紐・京小物の名店「渡敬」さんにお願いをして、
誂えた美濃幸オリジナルの羽織紐になります。
どれも美濃幸好みの雰囲気に仕上がりました。
今までもこのコラムで書き記してきましたが、
男性向けの羽織紐はもとより、男着物全般において、
その多くが定番のものが中心。
時代が昭和から平成にも移行していない様な感覚を覚えます(笑)
お色は、黒・茶・濃紺・濃緑といったものが主流。
柄も無地や縞格子、はたまた龍や虎、山水画、骸骨といったものが多く、
お習い事の衣装としての和装ならまだしも、
お洒落を楽しむための和装としてはなかなか厳しいものがあるのが現実です。
以前、とあるファッション関係のお仕事をされている男性とお話しをしていたら、
「日本人として和装には大変興味はあるが、着たいと思えるものがない」
という言葉を聞き、
まさにそう思われている方も少なくないのではと思っています。
性別や年齢に限らず、
着物をお洒落の選択肢として楽しまれる人口も少なく、
街で見かける姿も和装はほぼ皆無。
男性になるとそこから更に激減をし、
そうした現状の中では、
ただでさえ疲弊しているものづくりの現場として、
しっかりとものづくりを成すための数が足りていないのが本音という事になります。
とはいえ、
男性の皆さまにも着物をお召しになられる方、
そして自分らしいお洒落を楽しみたいと思われている方も確実に居られ、
私自身もその一人としてお役に立てればと思い、
当店らしいものを揃え、時にはこの羽織紐の様に別注をしております。
こうした小さな動きが着物男子の皆さまのもとへと繋がり、
一点ずつご覧いただき、お見分けいただいていくことがものづくりの現場にも伝わり、
いずれの時にか、明るい未来へと繋がる一歩になればと願うばかりです。
その様なことを思いながら誂えた、今回の羽織紐たち。
どれも女性向けの帯締めから色や雰囲気を選び、
羽織紐に加工をしてもらいました。
こちらの一組たちは、クリスマスカラーを意識して誂えたもの。
季節感を感じる、華やかな印象を持った仕上がりとなりました。
こちらの一組たちは、
あまり男性向けアイテムには無い色を取り入れてみました。
女性向けのお品を男性向けに使うことは、
反物でもよく見かけるのですが、
寸法以外にも意外と難しいと私は思っています。
女性向けのお品は「女性に似合う色」で作られており、
それを男性が合わせると顔映りや着姿が甘くなってしまう事があります。
あくまでも「お洒落の選択肢」なので、
それでも良いといえば良いのですが、
甘過ぎず、どこか凛とした男の色気を感じるものを、
きもの美濃幸としてはご提案したいというもの。
こちらの一組たちもそうした事を意識して、
男性らしく甘過ぎず、その中に個性や季節感を感じる挿し色を考えて製作しました。
最後の一組は、
男性らしさの中に挿し色が効いたもの。
組み上げられた白・紺・赤、
どれも男性向けの定番色ですが、
清潔感を残しながらも着手の個性を表すものになればと思い、
組み上げたもらった一品になります。
羽織紐は、ネクタイの様なもの。
自分らしい色を楽しみ、時にはその色も変えてみながら、
折々の季節感や心持ちを大切にしながら、
変えていくことに楽しみ方があります。
美濃幸好みの羽織紐が、
着物をお召しになられている皆さまのお好みに合えば何よりも嬉しい事。
オンラインショップにも掲載しておりますので、
ぜひ楽しみにご覧くださいませ。
《掲載商品のご購入はこちら》
※商品名と写真をクリックしていただくとオンラインショップに移行します。
各 16,500円(税込)
各 16,500円(税込)
16,500円(税込)
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