アースカラーな色目と素材を、これからの季節にお楽しみください。「竺仙奥州小紋コーディネート」
先週ご紹介をしました新作奥州小紋の一反。
詳しい解説はこちらをご覧下さい。
→夏から秋にかけて、色柄素材のすべてをお楽しみください「竺仙 奥州小紋 瓢箪つなぎ」
奥州小紋という素材の特性上、
夏はもちろんのこと、
初夏や初秋にもお楽しみ頂きたいという思いを込めて、
この様な色目と雰囲気で帯と小物を合わせ、
美濃幸好みのコーディネートに仕立て上げてみました。
こちらの奥州小紋は、松煙染で染め上げた一反。
松脂を燃した時に出る煤を染料に混ぜ込み引き染めをするので、
その染色が一色渋く仕上がるのが特徴となります。
そのこっくりとした深みのある緑色を
全体の雰囲気として活かすために、
落ち着いた雰囲気と技巧の深さを感じる、
絞り染め分けの九寸帯を合わせてみました。
着慣れた感覚を感じるコーディネート。
それも奥州小紋らしい着姿の様に思います。
帯は夏帯ではないのですが、
薄く張り感のある帯地を使っており、
真夏をさけて初夏や初秋、そして単衣の頃に結んでいただくと、
軽く心地好い結び心地の一本。
柄が絞りの染め分けなので、
季節感なく、お好みの雰囲気でお楽しみ頂けるところも、
着物ファンには嬉しい一本かと思っています。
シックな色目同志は自然と馴染み、
アースカラーな色のトーンがまとまりました。
小物の色目は、
正直なところどの色でもお好きなものでというところ。
結構どの色も乗りやすい長着と帯になります。
今回はこのアースカラーの雰囲気を活かすために、
シックな濃紺の夏帯〆を合わせてみました。
濃紺の縁取りに、
なかは白で梯子状に組み上げた帯〆。
房の色は爽やかな淡い水色となります。
「夏の紺」はとても相性が良く、
夏着物のコーディネートの際に何を合わせようか困ったら、
紺色を持ってくるとしっくりと馴染む事が多いです。
夏着物の色目は明るく、派手る色が多く、
すべてをそうした色目で合わせると、
全体の色が飛んだように見える事があります。
そうした時に役に立つのが紺色の様な締まった色目。
黒色も同系色の様に思えますが、
この色は強すぎるのでそこだけに目が行ってしまう事があります。
夏に似合い、
その着姿を一色肝となりまとめてくれる紺色。
夏着物のコーディネートでお困りの方は、
ぜひ試してみてください!
そんな、季節感と着心地、そして色目を合わせて、
気兼ねなくお召しいただけるコーディネートに。
夏から初秋にかけて、
思い思いの組み合わせや小物の色合わせを楽しみながら、
素敵な季節をお過ごしくださいませ。
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