使い込むほどに愛着が湧く、自分好みの一本に。「九寸帯・手紡ぎ木綿・織工房いついろ」
今月はあまり新入荷のご紹介していませんでしたが、
ラストスパートにて何点かご紹介します!
今日は美濃幸好みの九寸帯をご紹介。
素材感と織り手の息遣いが活きた、
木綿の一本です。
シンプルな縞柄で織り上げた、
こちらの九寸帯。
淡路島に工房を構えておられる、
「織工房いついろ」さんの、
山下絵里さんが手掛けた一本です。
木綿の帯は色々とあれど、
手紡ぎの木綿糸を使い織り上げたものは、
なかなか見かける事がないのが現状。
手間が掛かる手仕事。
その上、絹物と比べるとマニアックな側面もある木綿。
でも、
手仕事だからこそ活きる織り上がりや、
木綿だからこそ活きる風合いが、
この一本には込められています。
綿花をほぐし、種を取り、
綿状のものから均一な太さの糸を取るため、
綿打ちという仕事を重ねて、
空気を含み、繊維が整い、
ようやく糸として紡ぐことが出来る様になる、
手紡ぎの木綿糸。
それだけでも気の遠くなる様な、
丁寧な仕事が求められます。
木綿糸を手紡ぎする様子はこちら。
→綿糸を紡ぎ出す。(弓浜絣産地見学) ※当店ブログに移動します。
そうして紡がれた糸を経糸緯糸に使い、
織り上げた、こちらの一本。
経糸には茶綿の糸も使い、織り上げ、
柔らかで木綿らしい印象の一本に、
仕上がっています。
表情がとても豊かな一本。
ただの縞柄なのに、
いつまでも見ていられる存在感は、
手紡ぎの木綿糸や手織り仕事の成せる技と思いつつも、
織の一段一段に織り手さんの想いが
込められている様にも感じます。
手紡の木綿の風合い。
茶綿の色合いや表情。
そうした素材感の組み合わせと、
縞柄というシンプルな柄いきだからこそ伝わる、
手仕事ならではの微妙な揺らぎや、織り手の息遣いを、
帯と共に愉しんで頂けたら何より。
そして、
使い込むほどに柔らかで
しなやかな質感が活きてくる手紡木綿の良さと、
自分の体に馴染んでいく様な経年変化の楽しみを、
紬や木綿の着物に合わせて、
自分らしいスタイルと共にお楽しみください。
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