和をたしなむ

2026.05.11更新 - 八寸・九寸(名古屋帯)

優雅にそして愛らしく飛び交う、つばめの福を纏う夏の一本です。「夏八寸帯(夏名古屋帯)「都・手織り櫛織・つばめ」」

 

『いざ、夏!

 涼やかに、心地好く。

 着物から夏をはじめよう。』

 

 

「夏衣お披露目会」

 

5月30日(土)まで開催しております。

 

詳しくはこちら

夏衣お披露目会 開催中です。

 

 

 

今日ご紹介をします一品は、

私が大好きな西陣の機屋さんが手掛けた一本。

 

 

毎年、心に留まる織柄のものを見つけては仕入れ、

またそれを同じく心留めてくださるお客様へとお譲りしている、

自信をもっておすすめしたい夏の名古屋帯になります。

 

 

 

 

夏八寸帯(夏名古屋帯)「都・手織り櫛織・つばめ」

 

 

優雅に、そして愛らしく飛ぶ、

つばめの福を纏うかの様な夏の一本です。

 

 

 

この素敵な一本を織り上げた機屋さんは、

都(みやこ)さんという、

創業85年も及ぶ西陣織の名店。

 

 

 

 

 

 

今や貴重となっている、

夏八寸帯(夏名古屋帯)を織り続けて下さっている、

当店の様に普段着の延長線上できもの楽しむことを旨としている店にとって、

かけがえのない仕事をして下さる西陣の機屋さんの一軒が手掛けた、

手織り櫛織の一本です。

 

 

 

 

八寸帯というと、

帯自体の重さ的にも、その格式的にも、

「軽さ」が身上の帯になります。

 

 

ちょっとした街着や、

日常着である紬や木綿に合わせたり、

お稽古着に合わせる一本として、

 

九寸帯よりは気軽で、

半巾帯(四寸帯)よりは気張り、きちんと感を持って結ぶ、

日常に寄り添った帯種類になります。

 

 

基本、帯芯を入れずに手先だけをかがって仕立てる帯なので、

軽やかな着姿が魅力的な一本です。

 

 

そんな帯の特性を最大限に活かした、

水辺を飛ぶつばめを織り上げた一本。

 

 

 

 

つばめのすらっとした優雅な姿と、

その下にある水の波紋、

また、脇に織り上げた草の様子が、

 

実に絵画的であり、

一羽のつばめが織り成すストーリーを、

色々想像させてくれる仕上がりとなっています。

 

 

 

 

櫛織はあくまでも織物ですが、

絵を描く様に、染め物の様に織りあげていく事が特徴です。

 

 

機織りの際に、経糸の下に図案を置き、

その図案に合わせて緯糸を櫛を使い掬うように織り上げていくので、

織り手さん一人ひとりの感性が仕上がりに影響されます。

 

 

 

丁寧に、一糸ずつ手織りで織り上げるので、

つばめ一羽の姿の流麗であり、

他の織物とは一線を画す、豊かな表情が魅力的です。

 

 

ご覧の通り、胴体や羽根のぼかし具合から、

細かな目や頬、くちばしの様子が本当に愛らしく、

 

これを見ているだけで着手はもちろんのこと、

お召しになり、そのお太鼓姿をご覧になる周りの人たちまで、

幸せな気持ちにさせてくれる、

福を呼び込むかのような一本となっています。

 

 

 

前腹部分の様子はこちら。

 

 

 

 

お太鼓と同じ、つばめと水の波紋、浮草の様子ですが、

 

関東巻きには水の波紋と浮草、

 

 

 

 

関西巻きにはつばめと柳が織り込まれています。

 

 

 

 

一般的でしょうか、

関東巻きにしていただくと、

お太鼓のつばめが唯一無二の個性となり、

 

関西巻きにしていただくと、

豪華なつばめの競演と流れる柳の風流さを感じていただけます。

 

 

 

 

地色は薄っすらとした上品な藤色で、

真白ではない分、夏の着姿に彩りを加えてくれ、

またどの様なお色でも合わせていただきやすい

夏に重宝な一本となります。

 

 

夏帯自体、生産反数が激減しており、

地色となると、一般的な白色や濃紺色は見掛けやすいですが、

ちょっと楽しく、面白いものを探そうと思うと、

なかなか見つからないというものです。

 

 

夏紬や小紋、

そして浴衣まで合わせていただける、

実に懐深い一本。

 

 

夏着物をはじめたい皆さま、楽しみたい皆さまに、

ぜひお試しいただけたらと思っております。

 

 

 

最後になりますが、

少し、いやかなり深刻で残念なお知らせです。

 

都さんはこうした楽しい雰囲気の夏帯を、

毎年こつこつと制作されていましたが、

 

懇意にしている問屋から聞くところによると、

今後の予定はかなり不透明との事。

 

もしかしたら、こうした個性豊かな織り上がりのものは、

今年が最後となる可能性が高いです。

 

 

 

一般的な白地に装花模様といった帯は、

今後も織り続けられるそうですが、

 

この一本の様な、

少し癖があり、その癖が楽しい帯は、

今年が最後のご案内なりかもしれません。

 

 

 

一本ずつ、皆さまにご覧いただき、

手に取っていただく事から、

都さんもその決定を覆されるかもしれませんが、

今のところ来年のお約束は出来ないお品ですので、

お心に留まった皆さまは、

ぜひこの機会にお買い求めくださいませ。

 

 

 

《掲載商品のご購入はこちら》

 

夏八寸帯(夏名古屋帯)「都・手織り櫛織・つばめ」

176,000円(税込・反物価格)

 

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