和をたしなむ

2024.10.09更新 - イベント

吟味された仕事から生まれる、本当のポップさを。「型絵染 岡田その子展」

 

11日(金)から開催!

 

型絵染 岡田その子展

 

 

詳しくはこちら

「型絵染 岡田その子展」開催します。

 

 

明後日の初日に向けて、ほぼ会場内の準備は整いました。

 

 

 

当店までお越し下さり、入口の扉を開けた瞬間から、

「わぁ!」と声を出して、笑顔が溢れる様な、

その子さんの世界観が広がるとても心地の良い会場になったと思います。

 

 

今ある岡田その子さんの帯が勢揃いし、

この様な機会はまたとない機会となりますので、

10月の三連休に名古屋にお越しの際はぜひ気軽にお立ち寄りいただき、

一点ずつ手に取り、お楽しみいただけたら何よりも嬉しい事です。

 

 

心よりお待ちしております。

 

 

 

さて、

 

会場内の様子となりますが、

昨日ご紹介しました壁面ディスプレイの様子に続き、

入ってすぐに目に留まる丸テーブルには、

ポップな雰囲気をもった帯たちを集めてみました。

 

 

 

 

「岡田その子」というと、

こうした愛らしさ満点のものを想像される方も多いと思います。

 

 

最近は原点回帰の様な古典を意識した作風も増えており、

それが新たな魅力であったり、

そもそもの岡田その子さんの作家として力量を感じるものとなっていますが、

やはりこうした愛らしい柄にこそ、

彼女の魅力が在る事は間違いないことでしょう。

 

 

 

 

普段着着物、カジュアル着物といった日常の延長線上で和装でのお洒落を楽しもうと、

今までの和装の常識では考えられなかった色柄のものを作る場合、

洋装におんぶにだっこな作風であったり、単なる模写や模倣であると、

一気にその存在感が軽くなってしまい、

本質的な着物でのお洒落を楽しめなくなります。

 

 

 

特に私の様な年代(アラフィフ世代)になると尚更。

 

日常の洋服でも一昔前の様な色柄を勢いに任せて着る事が出来なくなり、

そうした事が結構頭を悩ませてます。

 

 

 

 

そこがこうした柄たちの難しいところ。

 

 

 

「気軽さ=ポップ」ではなく、

 

使う素材を吟味し、質の高い仕事がなされ、色柄が洗練されてこそ、

はじけてそこに上質な遊び心がそこに生まれ、

だからこそ心に留まる一品が生まれると、私は考えています。

 

 

 

 

こうして染め上げられたぞうさんも、ひよこさんも、落花生も、

ティーカップもキャンディも、

 

どれも岡田その子が長き作家活動をするなかで生まれ、

時には悩み、練りに練るなかで生まれた大人の楽しみであり、

ものづくりに一心に取り組み、それに人生を賭けてきたからこその魅力が、

ひとつひとつの帯に宿っています。

 

 

 

そんな魅力をご縁あってお越し下さった皆さまと共に、

ひとつずつじっくりと見ては、感じ、笑いもある中で楽しめる機会となれば、

今回の個展を開催する本当の意味に繋がると思っています。

 

 

 

 

少し堅苦しい語り口になってしまいましたが、

 

シンプルに「これ素敵♪」と思って頂ける事が、

作者岡田その子さんが一番うれしい事には違いありません。

 

 

 

そんなシンプルな嬉しさを感じにお越しくださいませ。

 

 

 

 

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