夏の涼感を色柄素材からお楽しみ頂けます様に。「小千谷縮(男女)のコーデポイント紹介」
夏きものの定番、
カジュアル着物の定番、
「小千谷縮」
この小千谷縮に袖を通したがために、
夏を心待ちにしている方も、
少なくはないのでしょうか♪
昨日のコラムで、
手織り・チェック柄の小千谷縮をご紹介しましたが、
今日はそのコーデ紹介。
男女問わずお楽しみ頂きたく、
角帯と八寸を同じ小千谷縮の上に合わせてみました。
コーディネートをする際の、
美濃幸流のポイントも合わせて書きましたので、
ご参考になれば幸いです。
まずは、男性向けのコーディネートから。
すっきりとした印象を作り上げるために、
白に水色のドット柄が織り込まれた、
博多織の角帯をコーディネートしました。
夏の白色は一層涼感を高めてくれるので、
帯周りにその色を入れる事で、
全体の着姿がすっきりと夏らしくまとまります。
帯色を濃い色にすると、
着姿にアクセントは出来ますが、
夏らしい色合わせとなると、
薄色を合わせてみた方が、
季節的にはしっくりと来ます。
もしどうしても濃い色にしたいというのであれば、
赤系もしくは茶系の帯を合わせてみると、
夏らしく、遊び心も同時に取り入れた、
素敵な着姿になると思います。
茶系の帯は意外とお勧めです♪
女性向けのコーディネートはこちら。
若草色が美しい、
夏の八寸をコーディネート。
挿し色として薄橙色の帯〆を入れました。
このコーディネートも男性向け同様、
白系の帯を合わせても良いのですが、
それでは面白味に欠けると思い、
美濃幸らしい色合わせを創り上げてみました。
小千谷縮自体、夏の普段着着物になるので、
白系の帯や定番色で合わせるよりも、
インパクトや個性、着手の想いが込められるような、
自分らしい色を合わせた方が、
着物を着る楽しみが倍増します。
ただし、注意する点は「柄」。
こちらはチェック柄の長着なので、
特に帯に柄が入っているものを合わせると、
長着も帯も双方の個性が沈んでしまい、
コーディネートにメリハリがなくなります。
無地や縞格子柄などがおすすめ。
柄物を取り入れるのであれば、小付のワンポイント柄に想いを載せると、
着姿に華が出来ると思います。
以上、帯の柄だけは少し気を付けて、
コーディネートをお楽しみ下さい。
男女ともの、
小千谷縮のコーディネートポイント紹介でした。
先にも書いた通り、
小千谷縮自体が夏の普段着着物なので、
自分らしい着姿を楽しむ事が何よりも大切な事。
色々と試し、冒険をしながら、
夏と共に在る着物を、存分にお楽しみ下さいませ。
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