和をたしなむ

2020.09.21更新 - 袋帯

大仰さを抑えつつも二重太鼓の品格を最大に。「ヤマキ織物 西陣織袋帯『観世流水文』」

 

昨日のコラムでご紹介をしました、

 

千切屋謹製  飛び柄小紋

 

この上質な飛び柄小紋に合わせて、

私たちが思うイメージぴったりの袋帯を今日はご紹介します。

 

 

ヤマキ織物 西陣織袋帯「観世流水文」

 

 

大正から続く、西陣織の名店、「ヤマキ織物」さんの袋帯です。

 

コラムをご覧の方はご存知の通り、当店は九寸や八寸が得意な店。

こちらでも袋帯を紹介する事は、ほとんどありません(笑)

 

 

一重太鼓のすっきりとした後姿が好みな事と、

扱う長着が紬や小紋が多い事がその理由ですが、

それでも、訪問着や附下をお召しになる時や、

「ハレの席」にお召しになる際に相応しい豪華な二重太鼓もご提案出来る様にと、

美濃幸らしい雰囲気のものを探して、一点ずつ仕入れをしています。

 

 

この帯もそんな「美濃幸らしい」袋帯。

 

 

「観世流水文」という古典的で格のある文様を使いながらも、

配色がとてもシンプルかつモダンで、

大仰になり過ぎずに、品格を保つ、素敵な織り上がりになっています。

 

 

ゴールドに見える地色は、光の加減によっては「鶸色」の様に。

 

観世流水文は、スカイブルーの様な水色が、

爽やかさとモダンさを演出しています。

 

 

前腹は六通なので、お太鼓と同じ通しの柄付け。

 

 

帯〆の色合わせも、場の格やお気持ちに合わせて、

お楽しみ頂けたらと思います。

 

 

自身が主役というより、

七五三や成人式を迎える娘の横で一歩控えるつつも、

ハレの席を飾る豪華や品格と女性らしい華やかさを、

着姿として表現したいお気持ちと共に。

 

 

来たるハレの日を、お気に入りの着物や帯たちと共に、

思い出深いひとときをお過ごし下さいませ。

 

 

掲載商品詳細

 

ヤマキ織物 西陣織袋帯「観世流水文」 180,000円(税別・反物価格)

 

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