季節の移ろいと共に着物を替えていく楽しみ。
昨日は定休日を頂く、休日の一日。
三月は年度末という事もあり、また私事何かと忙しく、
昨日は久しぶりにゆっくりとした時間の中で過ごす、休日の一日でした。
午後から家族でお出掛けする用事があったので、
午前中のうちに、気になっていた着物たちの整理を。
袷から単衣への衣替えにはまだ少し、早いのですが、
それでも季節が冬から春になり、袷の着物の中でも真冬向きのものは仕舞い、
色も素材も軽めの袷着物へと、日々のワードローブである着物を替えていきます。
結城紬のような、真綿系の紬は3月でお仕舞い。
替わって、大島紬のようなサラッとした素材感を持つ紬が、
4~5月の単衣前の季節は心地よくなります。
最近は温暖化が進んでいるせいなのか、
袷の季節が二分化され、単衣の季節が長くなったと、体感しています。
従来までの「10月~5月=袷」、「6月・9月=単衣」という単純な分け方でなく、
袷の季節も、「寒い頃の袷」と「暑い頃の袷」に分かれていますし、
単衣の季節も、5月G.W.頃から始まり、10月初旬まで広がっている感覚です。
礼装の様に、「相手のある時の着物」は、あくまでも相手を考えてからの衣装選びになりますが、
普段のお洒落として楽しむ「自分のための着物」は、そうしたルールを知りつつも、
無理なく楽しむことが大切と私は思います。
普段、なかに着ている半襦袢も、
英ネルの様な暖かな3月初め頃でお仕舞い。
替わって、晒やモスの半襦袢がとても便利で快適な季節に。
日々、移ろっていく季節を感じながら、
少しずつ、着ていく着物や帯、小物たちを替えていく。
そんな生活が、私はとても好きです♪
そして、3月に出番の多かった、フォーマル系の着物たちも、
ここで式事がひと段落ついた事もあり、一旦たとう紙の中に仕舞いました。
細縞の御召や、濃緑の色無地、
周年パーティーから結婚式、卒園式まで、
何かと出番が多く、便利に袖を通すことが出来ました。
まだまだ袷の季節は続き、突然出番がある事も考えられるので、
こちらの着物たちはクリーニングに出すのは少し待って、
袷の季節が終わってから出すことにします。
そんな事を色々と考えていると、きりがなく、そして楽しく、
あっという間に時間が過ぎてしまうので、昨日はここまでで。
皆さまも大好きな着物と共に、季節の移ろいを存分にお楽しみ下さいませ。
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