和をたしなむ

2017.07.27更新 - 徒然なるままに

小千谷縮を洗う夏の日。

 

蒸せ返る様な夏らしい日々が続いている七月最後の一週間。

 

皆さまも無理はなされず、

充分にご自愛頂きながら着物をお楽しみ下さい。

 

 

そんな七月の休日といえば毎回、

午前中のうちにその週に袖を通していた長着たちを洗うのが日課。

 

小千谷縮や綿麻の着物など、

ネットに入れて洗濯機で洗うと、汗やにおいも落ち、

次の週もとても気持ち良く袖を通す事が出来ます♪

 

自宅で、それも洗濯機で着物って洗えるの??

 

と、ビックリされる方もいるかも知れませんし、
ご来店のお客様からもその様なお声は聞こえるのですが、
私の場合でいうと、「綿」と「」、「ウール」のものはほぼ全部、
自宅で水洗いをしています。

 

絹を含む「天然繊維」で製織されたものは、
水に通すことによって段々とこなれた生地風になり、

 

使い込んでいき「自分だけの一着」にしていく事、
縫い替えをしながら一枚の生地と長く付き合っていく事は、
着物を着る事」の魅力のひとつだと、私は思います。

 

私は絹に関しては自宅では洗いませんが、
仕立て前にきちんと水通しをしておけば、それも可能になります。

 

お手入れを自分でする事」は、
単にコストを減らす事だけに目的があるわけでなく、

 

自分でお手入れをする事で愛着がわき、
一枚の生地と向き合いながら付き合っていく事に楽しみがあります。

 

そんな楽しみを頻度高く楽しんで頂ける夏衣の季節。

 

生地が収縮する等はあくまでも自己責任ではありますが、
皆さまもぜひお試し頂き、その楽しみを味わってみて下さい♪

 

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