和をたしなむ

2018.12.21更新 - 八寸・九寸(名古屋帯)

干支の愛らしさをお太鼓に。「九寸名古屋帯 干支パッチワーク柄」

 

クリスマスが間近という事もあり、

それにピッタリな色柄を皆さまにご紹介出来たらと思いつつも、

少し飛び越して、新年に相応しいものをご紹介。

 

 

干支の愛らしさを、帯と共にお楽しみ頂けたらと思います。

 

 

九寸名古屋帯 干支パッチワーク柄

 

 

クリーム色の染めた地厚感のある帯生地に、

干支のパッチワーク柄を、円を描く様に施した九寸名古屋帯です。

 

 

季節感を感じる、着物の楽しみ。

 

それを存分に味わって頂きたいと思い、私は着物屋を商っていますが、

季節感が前面に出ている一品は、「その時」だけが旬のものなので、

仕入れをする際に売れ残った時のリスクを考えているのが、私の本音の心境(汗)

 

 

クリスマスは毎年必ずやってくるので、「来年に持ち越せば」と思えるのですが、

干支のものは、万が一売れ残ってしまったら、12年間棚に眠り続ける可能性大なので、

仕入れをする側としては、かなりリスキーだったりします(笑)

 

 

それでも、毎年干支のものは、必ず一点は仕入れをしている私。

 

ちなみに来年の干支「亥」のものは、

皆さまにご紹介する前に、行き先が見つかりました♪

 

 

さて、

 

話は本題の帯に戻して、

この帯はご覧のとおり一つの干支だけでなく、

十二支すべてをパッチワークで施し、一本の帯に仕上げたもの。

 

 

来年の干支は、こちらにあります。

 

ここにあるのは、十二支後半の六つのみ。

 

前半の六つはというと、

仕立てた時にこれの裏側に来る、「裏太鼓」に施されています。

 

 

結ぶときに、お太鼓部分をねじってもらえば、

どちらも使う事が出来ます。

 

 

それにしても、どの干支も愛らしさ100点満点!

 

 

京都の問屋さんで仕入れたものですが、

ここの問屋さんは、どれも小ロットの生産をされていて、

こうした細かな手仕事のものを色々と取り揃えてくれています。

 

 

同じ構図、同じ図案で制作したものでも、手仕事のものはひとつずつ味があり、

この帯のパッチワークたちも、どれもそれぞれに良い表情をしています。

 

 

ちなみに上の写真の戌は、前腹の柄。

 

 

片側は無地になっているので、帯留などで遊んでも楽しそうです。

 

 

愛らしさも、遊び心もありながら、手仕事ならではの上質な質感もあり、

大人な女性が着物を楽しむときの素敵なアクセントととして、

使って頂けたら何よりのこと。

 

季節と共に在る着物の楽しみを、帯と共にお楽しみ下さいませ。

 

 

掲載商品詳細

九寸名古屋帯 「干支パッチワーク柄」 180,000円(税別・反物価格)

 

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