有松絞の持つ力。
隔週土曜日は、着付け教室の開催日。
詳しくはこちら→きもの美濃幸 着付教室開催します!
現在、3名の生徒さんが通って下さり、
自分で着れる様に頑張られておられます。
嬉しい事に、どなたも私と同年代、30~40代の皆さまで、
子育てをしながら着付を学ばれ、子どもの節目に着物を着たいご様子。
ぜひ、素敵な着物お母さんになって頂きたいと、
着物屋としても、同じような子どもの親としても思っています♪
そして、名古屋では酷暑日が続いています。
今日の最高気温は39度にまでなり、
テレビではテロップで高温警報が発令されており、
災害レベルの酷暑という事を、汗をかきながら感じています。
そんななかですが、
着付教室の講師をつとめて下さっている安藤先生は、
いつも変わらずの着物姿での教室開催。
先週の土曜日は、この様な浴衣ベースの着姿。
とても素敵な有松絞をお召しでした。
大胆な柄といい、モダンな配色といい、
有松絞の良さを十二分に感じられる、とても素敵な着姿。
先生に聞くところ、
お嫁入りの前の独身時代、ウン十年前に誂えた一着だそうです。
しっかりとしているけど涼感ある生地に、夏らしい配色で絞り上げた花柄、
またそれらひとつひとつがしっかりと、絞りで染め分けしてある様子は、
一目見れば有松と分かる一着であり、
今のものとは少し違う「有松絞の力」を、
着姿や生地そのものから、とてもとても強く感じます。
古き良きものに想いを馳せつつ、決して懐古趣味にはならず、
いずれかの未来には、そうした素晴らしいものつくりの現場が根付いていく事を、
微力ながら地元の着物屋として、応援をしていきたいと思っています。
そして、きっと皆さまの箪笥の引き出しにも、
「お母さんが着ていた!」という様な、昔の有松絞がある事でしょう。
それらの中には、今は絞れない技法のものも沢山ありますし、
今のものとは違う味があるものが多いので、
そうした場合は大切になさって、ぜひ一回でも多く袖を通してあげて下さい。
今年の夏祭りや花火大会には、そんな素敵な着姿が、
一人でも多く増えていきます様に♪
- 2025.03.13 3月15日(土)~22日(土) 二年に一度の蔵出し市 開催します。
- 2025.03.01 2025年3月の定休日・和のコト教室(着付・茶道)開催日のご案内。
- 2025.02.17 2月20日(木)~25日(火) きものリメイクご相談会 開催します。