和をたしなむ

2026.06.05更新 - 八寸・九寸(名古屋帯)

朝もやのなかに咲き誇る夏の花の愛らしさを。「夏九寸帯(夏名古屋帯)「高久空・木 朝顔」」

 

閉店間際の夕暮れ時、

6月のサロンスペースには柔らかな陽射しが差し込みます。

 

 

季節によってなのか、近くに立つビルの兼ね合いなのか、

サロンスペースの入り口に掛けている季節の一品には、

直射日光が当たってしまう頃もあります。

 

 

その時は布を掛けたり、品の位置をずらしたりと、

商品が傷まない様に気を配っているのですが、

 

今からの季節は太陽も高く昇るので軒先が日除けとなり、

そうした心配をせずに季節に向く一品を掛け、

ご来店の皆さまに限らず、町を通る皆さまにも、

お楽しみいただけます。

 

 

そんな、今週のサロンスペースの一品は、

少し季節を先取りした絽の染め帯を掛けてみました。

 

 

 

 

夏九寸帯(夏名古屋帯)「高久空・木 朝顔」

 

 

日展会員だった父の名を受け継ぎ、

ものつくりに専心されている高久空・木さんが手掛けた一本。

 

先代から定評のある「帯の空木」の名に相応しい、

夏の涼感と品格溢れる染め上がりの一本です。

 

 

 

日本の夏の花といえば、

多くの方が真っ先に思い浮かぶであろう、この朝顔。

 

 

色々と調べていくと、

実は万葉集が詠まれた頃、今から1300年ほど前は、

秋の七草のひとつとして愛されていたそうです。

 

 

当時の四季の区分も今とは違い、

また気候も同じく違っていたでしょうから、

それはそれで納得。

 

 

 

でも今は、夏の到来を告げる風物詩であり、

ただ見ているだけで自然と爽やかで透きとおる様な、

夏の朝の空気感を感じさせるところに、

朝顔だけが持つ愛らしさがあります。

 

 

 

そんな朝顔の魅力を絵画的に染め上げた、

高久さんが手掛けた一品。

 

まるっとした朝顔のシルエットと、

それを囲む様に染め上げられた蔓と葉の様子は、

女流作家ならではの柔らかな曲線が特徴的で、

朝もやのなかに咲き誇る朝顔の姿を、

連想させてくれる秀逸さがここにはあります。

 

 

 

もうそこまでやって来ている夏。

 

季節をそのままに染め上げる染帯の魅力とともに、

この素晴らしい季節をお楽しみいただけたら嬉しいです。

 

 

 

《掲載商品のご購入はこちら》

 

夏九寸帯(夏名古屋帯)「高久空・木 朝顔」

220,000円(税込・反物価格)

 

 

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