正統派の良さをそのままに。「美濃幸好みの七五三コーディネート」
24日(土)まで、
「七五三ご相談会」
31日(土)まで、
実店舗&オンラインショップ同時開催!
開催中です。
「七五三ご相談会」はその名の通り、
秋に向かえる七五三のよろずご相談会、
「小千谷縮&男性向けゆかたサマーセール」は、
夏の普段着「小千谷縮」と小粋な「男性向けゆかた」を対象とした
20%OFFになるサマーセールです!
七五三のコーディネートと、
小千谷縮&男性向けゆかたコーディネートの、
日替わりでのご紹介となるので、
フォーマルかと思いきや、翌日はカジュアルとなり、
180度振れ幅のあるご紹介となりますが、
どちらも「美濃幸好み」には変わりのないものばかり。
どうぞお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます♪
今日は「七五三ご相談会」のコーディネートをご紹介。
前回はうさぎさんたちを染め上げた個性派の一反をご紹介しましたが、
本日は色目も柄もそして袋帯も、
正統派の風格をお楽しみいただけるコーディネートになります。
赤の長着と、黒の袋帯。
それだけで豪華さと品格を感じさせてくれる合わせ方になります。
長着は、紗綾形の地模様が織り込まれた白生地を鮮やかな赤色に染め、
その上に宝尽くしを散りばめた一反。
配色は地色に映える、若草色や水色を使い、
古典柄の良さと共にどこか現代的な印象も感じる、
素敵な染め上がりとなっています。
宝尽くしの柄たちは、小付けな柄付けに。
小さな柄なので寂しい印象になるかと思いきや、
まとまり感のある柄配置がなされていたり、
その仕事自体、丁寧な型染めと手挿しがされており、
こうした丁寧な仕事が集まった事による上質さが、
着物全体の力となり、存在感を高めています。
合わせた袋帯は、
実に堂々とした風格をもった
「七宝つなぎ」を織り上げた黒地の一本を合わせました。
先述の通り、
小付な長着の雰囲気をカバーする意味でも、
帯の柄は大胆な印象を持つものを合わせてみました。
女児用の帯としては、大柄な織り上がり。
七宝つなぎ模様を三釜で織り上げてあります。
「釜」とは、柄の単位の事。
この帯の場合、
七宝の丸模様が帯巾に3つ配されているので「三釜」となり、
2つであれば「二釜」、6つであれば「六釜」となります。
大人用の帯であっても、三釜は中より大に近い柄付けになりますが、
体の小さな女児にとってはかなり大きめ。
でも、全体としての豪華な印象を創り上げてくれたり、
合わせる着物とのバランスを考えると、
これくらい華やかさのある一本を合わせた方が、
七五三ならではの風格がうまれ、実に晴れやかな着姿となります。
上の写真の様に合わせてみると、
小紋柄ながらもまとまり感のある柄付けは、
仕立て方によって絵羽調に見せる事も出来ますし、
色柄共に帯とのバランスも良く、
王道をいく七五三のご衣裳として仕上がっています。
華やかであり、豪華であり、愛らしい一式。
ハレのひとときを素晴らしい衣裳とともに、
思い出深いひとときとしてお過ごしくださいませ。
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