和をたしなむ

2020.06.08更新 - 浴衣

浴衣らしい楽しみを。「竺仙 コーマ生地 本染藍色ゆかた『紫陽花』」

 

「浴衣らしさ」

 

という言葉が好きで、

夏になると、そうした素敵な着姿を自然と目で追う様になります♪

 

 

今日ご紹介します一反は、

そんな浴衣らしさをお楽しみ頂けるもの。

 

藍色と白の美しさと日本の涼感を、

お楽しみ頂けたらと思います。

 

 

竺仙 コーマ地 本染藍色ゆかた「紫陽花」

 

 

江戸染の名店「竺仙」さんの一品、

シンプルな藍色の地に、白抜きで柄を表現した浴衣生地です。

 

 

最近は、先に書いた様な「浴衣らしさ」より、

「夏きものらしさ」を求める方が多い様で、

竺仙さんでも今年の新柄たちを見ていると、

その様な雰囲気を感じるものがとても多く染め上がっていました。

 

 

そうした新作から比べると、

この一反は、どこにでもある様な、

箪笥の引き出しを開けてみれば在る様な、

本当に浴衣らしい浴衣生地。

 

 

でも、その「当たり前」であり「王道」に、

この一反の魅力が在ります。

 

 

竺仙さんは、今も昔も変わらず、柿渋の型紙を彫り、糊で柄を付け、

注染で染め上げる「本染」をされており、

この一反も、シンプルながらも、そうした確かな技術のもと、

この一反が染め上げられています。

 

 

コーマ生地の上に乗る色は、深みのある発色となり、

また、着こなし、洗いこんでいくと、段々と生地に毛羽が立ち、色も枯れ、

味わいある風合いとなります。

 

 

最近では、そこまで着続ける方は減りましたが、

最後は「寝巻に最高!」と言われるほど柔らかで、極上の肌触りになり、

経年変化を感じながら使い込む楽しさを、一着の浴衣が教えてくれます。

 

 

柄は、今の季節感を感じる「紫陽花」。

 

昔からある柄ですが、

白抜きを色々と変える事で表情が生まれ、

すっきりとした雰囲気に仕上がっています。

 

 

合わせる帯は、新緑を意識して、若草色の半巾帯で。

 

 

博多織西村織物さんの紗半巾帯で、

薄っすらと若草色のグラデーションがあり、結んだ時の表情が生まれます。

 

 

夏の季節感を、本染の一着と共に。

 

 

来たる季節を感じながら、

素敵なひとときを浴衣と共にお過ごし下さい。

 

 

掲載商品詳細

 

竺仙 本染藍色浴衣「紫陽花」 31,000円(税別・反物価格)

博多織 西村織物 紗半巾帯 23,000円(税別)

 

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