和をたしなむ

2020.05.11更新 - 八寸・九寸(名古屋帯)

涼感溢れる夏衣に少し色を挿す様に。「西陣織 夏九寸『大雪輪柳』」

 

先週の夏附下に続き、本日もフォーマル傾向のお品をご紹介。

 

 

今日は一本在ると重宝な、

清涼感ある夏九寸をご紹介します。

 

 

西陣織 夏九寸「大雪輪柳」

 

 

淡い若草色の地色の中に浮かぶ、大振りの雪輪模様。

 

夏の涼感と共に夏衣の品格を感じさせてくれる、

素敵な織り上がりの一品です。

 

 

「夏帯」というと、その多くが「白」がほとんど、

時々「黒」や「灰」を見かける事もあるというご意見も耳にしますが、

夏にそれ以外の涼感ある色を帯回りで取り入れるだけで、

着姿に色が挿され、一気に華やかさが増していきます。

 

 

この一本も柔らかな若草色に織り上げた地色が、

どの様な夏衣にも合わせやすく、また個性を感じさせてくれる色なので、

今までの着姿とは少し違う色の楽しみを感じさせてくれる、

そんな一本になるのではと思っています。

 

 

柄は、「大雪輪」。

 

 

淡い珊瑚色の輪郭の中は、

金糸と銀糸でフォーマルの品を作り上げてくれています。

 

光の加減で見え隠れする地には柳の地模様が織り込まれており、

こちらも涼感を感じさせてくれるもの。

 

 

金銀糸の色は抑えめなので、

合わせる夏衣次第、帯〆帯揚げ次第で着姿の重さや軽さを作ってくれる、

便利な一本になるかと思います。

 

 

前腹の様子はこちら。

 

 

お太鼓と同じ、通しの柄になります。

 

 

合わせる夏衣は、当店のものであればどれも合いそうですが、

せっかくなので、先週ご紹介をしました「夏附下『夕顔』」に合わせてみました。

 

 

長着の中にあまり色が挿してないので帯の織り糸がそれになり、

一層、女性らしい華やかさや品の良さが引き立ちました。

 

 

夕顔らしい本当に淡い色の具合を、帯が色挿しをしてくれたかの様。

 

 

夏衣の季節は多くに皆さまの憧れであり、

着物の存在価値が高まり、その美しさを最も感じられる季節です。

 

 

着物に袖を通すことが楽しく、そのひとときが肩の力を抜いて、

自分らしく楽しめるもので在ります様に。

 

もうそこまで来ている夏の季節を、

着物と共にお楽しみ下さいませ。

 

 

掲載商品詳細

 

西陣織 夏九寸「大雪輪柳」 126,000円(税別・反物価格)

 

 

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