2023.09.10更新 -
男のきもの
男のきものを嗜む。「ようやく羽織が羽織れる気温になりました汗」
気付けば9月。
そんな今日のコーデはこちら。
濃色目の小千谷夏紬に濃茶色の角帯を合わせ、
羽織は袖なしの紗羽織を羽織りました。
羽織はジャケットと一緒で、
男性であれば、日常的に羽織るのが通常。
特に接客業をしている私の立場では、
マストアイテムといえます。
と言いつつも、
羽織を羽織ったのは、実に2か月ぶり汗汗
今年の7月~8月は暑すぎて、
とてもじゃないですが、
羽織に袖を通す気持ちになれませんでした。
恥ずかしながら、
長襦袢を着るのも一か月振りくらい。
単衣の季節となり、
ようやく夏衣らしいコーデを、
楽しめる様になったという訳です。
帯は長着に似寄りの濃い茶色。
羽織紐は夏物ですが、
それと色目を合わせてあるので、
シックな「秋色」の様相で帯周りがまとまりました。
今日のコーデは、
長着・羽織・羽織紐は夏物を選びましたが、
色目を秋っぽい色目に整えるだけで、
季節感を変えて楽しめます。
特に夏紬は優秀。
透け感が抑えてあるので、
コーデ次第で幅広い季節に、
楽しめる一着となっています。
きもの暦が作られた頃とは、
まったく違う気候となった現代の日本。
カジュアル着物や普段着物に関しては、
絶対に無理はしないで、
ご自身が心地好いと思えるコーデで、
着物をお楽しみ頂けたらと思います。
暑ければ、涼しい素材やコーデを選び、
「自分の心地好さ」を基準にする事を、
おすすめしています。
来たる季節が皆さまにとって、
きものと在る時間が心地好い、
素敵なひとときとなります様に。
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