和をたしなむ

2025.01.23更新 - 男のきもの

男のきものを嗜む。「バイカラーの羽織紐をゆったりとした羽織の着姿で。」

 

 

毎年、年初めには何かしら新調をすると、

気持ちがいいものです。

 

 

白足袋などは定番中の定番ですが、

今年はそうした定番に加えて、

このバイカラーの羽織紐を新調をしました。

 

 

 

 

江戸組紐の名店「龍工房」さんが手掛けた、

男性向けの羽織紐。

 

 

先日ご縁あって、お客様のお見立て品を探しながら、

自分の一組も探し当てました。

 

 

 

こちらの羽織紐。

 

ご覧通り房なしで平打ちで組み上げたもの。

 

機械組みのものなので、

少し硬さが残っていますが、

これはこれで確かな結び心地がしますし、

日常遣いの羽織紐としては丁度いい、

懐にも優しい価格になっています。

 

 

早速、濃紺の無地紬で誂えた羽織に付けて、

シックにまとまりがちなコーディネートに一色挿す着姿が出来ればと思っています。

 

 

 

 

本当は直付けできる大坪のものが欲しかったのですが、

その時は龍工房さんの手持ちになく、

でも色目がとても気に入ったのでそこは妥協することに。

 

 

本日お越し下さった男性のお客様ともお話ししていたのですが、

一度直付けに慣れてしまうとこれから離れることは出来なくなります。

 

 

写真の様なS鐶で付ける小坪の羽織紐ですと、

結構な確率で金具部分から羽織紐が取れてしまう事があり、

最悪の場合は、知らぬ間に羽織紐がなかったという事も経験しています。

 

 

そうした不安を感じない様に、

また、乳の部分が大坪の方がまとまりが良くなるので、

着姿も良いように思います。

 

 

そして何より、

 

羽織紐の解き~結ぶ時の仕草は、男の粋。

 

 

慣れてしまうと意外と簡単なので、

お困りの際はいつでもお問い合わせくださいませ。

 

いつでもお教えいたします!!

 

 

 

さて、

 

着姿全体はこちら。

 

 

 

 

房なしは見栄えの切りが良く、

また乳からの紐の長さは少し長めにして、

前開きをゆったりとした着姿にする事が、

私なりの日常着の楽しみ方。

 

 

反対にフォーマル傾向の場合は、

房ありのものを選び、紐の長さは短めに抑え、

スマートな着姿を造る様に意識をしています。

 

 

 

 

羽織紐ひとつで、

色々な楽しみ方、コーディネートの幅が広がる、

男のきものの楽しみ方。

 

 

その羽織紐ですが、

今現在、オンラインショップでも各種掲載しており、

また今週末にも新商品をアップする予定です。

 

 

龍工房さんから分けていただいた新作の羽織紐たち。

 

きっと着物男子の皆さまに喜んで結んでいただける事と思っております。

 

 

ぜひ楽しみにご覧ください!

 

 

 

皆さまのお好みやスタイルにあった一組と共に、

肩の力を抜く自分らしい着物コーディネートをお楽しみくださいませ。

 

 

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