和をたしなむ

2025.04.24更新 - 男のきもの

男のきものを嗜む。「和装らしいビジネスカジュアルコーディネート。」

 

今日は午後から、

子どもがお世話になっているPTA総会に夫婦そろって出席しました。

 

 

 

若女将は洋装(自身がリメイクしたものが大半)が通常稼働ですが、

私はご存知の通り和装が通常稼働。

 

大半の保護者さんたちは、

私のそれを当たり前に受け止めてくださっており、

変に洋服で出席しようものなら「どうしたの?」と質問攻めとなります(笑)

 

 

 

そもそも、

PTA総会の様な軽めの会合に着ていく洋服のバリエーションがないので、

和装の中でそれに準ずるものを選び、着ていく訳ですが、

今日はこのようなコーディネートとなりました。

 

 

 

 

私の定番である濃紺色の無地紬に、

黒の紋紗羽織を着てのコーディネート。

 

 

今日は4月とは思えないほどの気温だったので、

長着は袷仕立てとなっていますが

紋紗の羽織を羽織っての出席となりました。

 

 

 

男女問わず、

黒系やシックな色目の羽織があると、

とても重宝します。

 

この羽織は袖口に柄が入っているので、

弔事には向きませんが、

そうでなければ大体の場所に羽織れる一着に。

 

 

軽めのジャケットの様に、

「とりあえずサッと羽織れるもの」は、

和洋問わず便利という事で、

まさに最近流行りのビジネスカジュアル然としたコーディネートを、

和装でお楽しみいただくワンアイテムになります。

 

 

 

羽織紐は黒の石が付いたものを付け、

帯は久しぶりに結んでみたくなった白よごしに細縞を織り込んだ、

博多織の一本を使ってみました。

 

 

 

 

真白だと濃紺の無地紬と相対してしまい、

そこだけ目立ちすぎる事も考えられますが、

クリーム色に近い色目なので、

シックな雰囲気にまとまったように思います。

 

 

そして紋紗羽織の透け感と相まり、

初夏らしい清涼感とビジネスカジュアル感あるコーディネートになりました。

 

 

 

最近は父親が学校行事に出席するご家族が増え、

入学式や卒業式に限らず、

参観日や今日の様なPTA総会にも、

ちらほらとお父さんの姿を見かけるようになりました。

 

 

私が小学生だった頃の40~50年前には考えられないことで、

10年ほど前に流行った「イクメン」という言葉も死語になっています。

 

 

 

私としては、お父さん仲間が増えるきっかけは嬉しく、

今日も仲の良い父親が自然と集まり、

小学生男子の様なたわいもない会話で盛り上がりました!

 

 

そこに着物仲間が増えれば、なお一層嬉しい限り♪

 

などと思いつつも、

商売の垣根を超えて今の私の周りのような自然と心ともにする父母が集い、

子どもたちにとって楽しい輪を作ってあげられたらと願うばかりです。

 

 

 

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