和をたしなむ

2025.03.07更新 - 男のきもの

男のきものを嗜む。「春の陽気に誘われて羽織紐を変えてみる」

 

3月に入り春めく頃、

普段から制服のように着こなしている無地紬の羽織に付けていた羽織紐も、

陽気を感じるような明るい色目のものへと付け替えてみました。

 

 

 

 

長着は片貝木綿の小格子模様。

 

これも作業着のような一着で、

少し着丈は短めに誂え、フットワーク軽く着こなす一着となっています。

 

 

 

羽織紐はネクタイの様なもので、

折々の季節感や着物を着ていく場面、その時の気持ちに合わせて、

自由に変えれば良いものです。

 

 

ネクタイには、

織り方にジャガードのものがあり、ニットのものがあり、

素材はシルクのものから麻、ウールなどがあり、

 

季節やTPOに合わせて変化させ、

合わせるスーツやシャツの色目との取り合わせを楽しむように、

 

羽織紐も同様な楽しみ方を、

着物男子の皆さまには知ってもらいたいと思っています。

 

 

 

今回合わせた羽織紐は、

少し広めの平織りのもので、

色目は爽やかなスカイブルーを基調に組み上げたものにしました。

 

 

 

 

元々は女性用、洒落向きの帯締めを、

男性向けの羽織紐に加工をしたもので、

こうした木綿や無地紬のコーディネートによく映えます。

 

 

 

角帯もそれに合わせて紺色のミンサー織りのものに。

 

 

沖縄染織は、

そこに在るだけで沖縄の風を呼んでくれる様な心地がするので、

私は大好き。

 

 

特にミンサーの角帯は素材感も軽いので、

日常着の一本としては本当に気楽に結ぶことが出来ます。

 

 

 

そんな3月はじめのコーディネイト紹介。

 

今日はまだまだ吹く風には余寒を感じますが、

身に付けるものは陽気溢れるものに、

そして心は上機嫌に過ごしていきたいと思います。

 

 

 

皆さまにとって素敵な弥生の一か月となります様に。

 

 

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