和をたしなむ

2024.11.15更新 - 男のきもの

男のきものを嗜む。「着物デビューの瞬間」

 

 

今日は「着物の日」。

 

 

着物文化を広め、

広く普及させるための一日という事だそうで、

日々それに向けて邁進している当店ではありますが、

ちょっとしたエピソードをご紹介したいと思います。

 

 

 

 

過日、着物デビューを果たすため、

男性のお客様のお見立てをさせて頂きました。

 

 

 

男性向けの着物を扱う小売店は少なく、

東海地方にお住まいで近所で探そうと思うと、

自然と当店とご縁が繋がるお客様も多く、

今までも沢山の着物男子が旅立っていく瞬間を、

見守り、立ち合わせて頂くことが叶っております。

 

 

 

今回のお客様も他の皆さまと同様、

 

着物を着たいと思い、Googleに聞いてみたところ、

当店に行きついたとの事。

 

 

 

「友人の結婚式があり、着物で出席したい。」

 

という直近の着ていく場がありつつも、

心の底では和装に対する想いがあり、

「日本文化」に対しての想いの表れであり、

それを和装を知る事、着こなす事のなかで感じ、

ご自身の日常生活の中に落とし込みたいという想いをお持ちの方でした。

 

 

 

男性のお客様は、この様な想いをお持ちの方が実に多く、

その大半は海外での生活やビジネス経験をお持ちの方。

 

 

今回のお客様もそうでしたが、

 

海外で過ごす中で、

自身の「日本人としてのアイデンティティ」を再認識し、

それを満たすひとつとして和装の門を叩く方が多い様に感じます。

 

 

 

その様な事を、ご接客するなかで知り、

ご結婚式に限らず今後の人生において、

間違いのないものをご提案させていただきました。

 

 

 

日限がある事なので早速お仕立ての手配をし、

昨日、無事にご納品。

 

 

男性のお客様あるある、

若だんなによるマンツーマン着付けレッスンをさせていただき、

笑顔でお見送りをいたしました。

 

 

 

初めての着物。

 

きっと不安な事も多いかと思います。

 

私自身もそうでした。

 

 

着慣れないものに身を包み、

周りの目がいつも以上に気になってしまい、

普段なら絶対にしない様なミスもしてしまうかも知れません。

 

 

 

でも、それで良い。

 

 

 

着物デビューを果たされるすべてのお客様には、

 

「どうぞ、目一杯着物を楽しんで下さいね!」

 

と言って送り出しています。

 

 

 

色々な不安を経験し、失敗も重ねながら、

段々と身に付いていき、自分らしいスタイルが出来上がる。

 

 

 

その不安や失敗を最小限にして差し上げる事が、

きもの専門店の店主であり、着物の先輩である私の役目です。

 

 

 

 

明日のご結婚式が晴れやかな席となり、

着物男子のデビューもそれと共に心地良い体験となります様に。

 

 

 

心から応援をしております!!

 

 

 

 

 

 

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