男のきものを嗜む。「誰でも出来る男の木綿着物の楽しみ方」
今日は久しぶりに、私の着姿を紹介いたします!
最近は、イベントを続けて開催してきたこともあり、
また新入荷の一品をご紹介する事に注力していたので、
アラフィフおじさんの着物姿の紹介など、
後回しになっていましたが、
このコラムやSNSなどを通して、
私の安否確認をして下さる奇特な方もおられると耳にし、
調子に乗っての久しぶり投稿です(笑)
今日は一切構えずに、
いつものままの仕事着の様子を紹介いたします!

細かな格子柄に織り上げた木綿着物と、
それに馴染む軽やかな色目の角帯、
加えて軽いジャケットかわりに羽織る一着は、
祖父が着ていた紗羽織の袖を取ったものを着ています。
木綿着物は、新潟県で製織されている片貝木綿の一着。
織機織の比較的安価な部類の木綿で、
きもの初心者の皆さまの入門編着物としては、
最適な一着に仕上がります。
また、伊勢木綿や丹後木綿といったほかの木綿着物と比べて、
打ち込みが緩い分、通気性も良く、
今時分の様な暑さが上り調子となる季節感に着ていても、
比較的快適に着こなすことが出来ます。
この着物を誂えて10年ほどが経ったでしょうか。
着始めた頃はまだ手持ちの枚数が無かったこともあり、
また、色々な素材・全国各地の産地で生産されている着物を着てみたく、
特段惚れ込んだわけでもなく、何の気なしに誂えた記憶があります。
織機織という事もあり、着始めは硬かったこの一着も、
10年の月日を共にする間に何度も何度も自宅で水洗いをし、
また解いては洗い張りをして仕立て直すなかで素材も関係性も熟れていき、
今や切っても切り離せない大切な一着となりました。

木綿着物の魅力は、気軽さと気楽さにあります。
もちろん木綿着物にも色々とあり、
工芸品クラスの一反は正絹紬に引けを取らない質感と価格ですが、
こうした織機で織り上げた木綿着物であれば、
着物のエントリークラスに相応しい気軽さがあります。
仕立てる前に「水通し」という水洗いする加工をし、
一度生地を縮絨(縮ませる)させてしまえば、
自宅の洗濯機でネットに入れて洗う事も可能。
実際に、私も定休日の日にその様にして洗い、
次の週も気持ちよく袖を通せるようにしています。

また、着物で悩みがちのコーディネートも許容範囲が広く、
帯合わせはお好みで、そしてデニムを着て出掛けて良い場所であれば、
まずもって問題なくお召しいただけます。
気軽で、気楽な、木綿着物。
今からの季節、
「今年こそは浴衣を着てみたい!」と思われる男性の皆さまも、
縁あってこのコラムをご覧になっているのであれば、
相当おられるのではないでしょうか。
浴衣を着てみて感じる、
「楽しかった!」「気持ちよかった!!」の先には、
この木綿着物たちが待っています。
そんな楽しい未来を想像しながら、
今夏、思い思いの浴衣とのひとときをお楽しみくださいませ。
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