和をたしなむ

2024.05.03更新 - 男のきもの

男のきものを嗜む。~ハレとケ~

過日の話。

 

夕ご飯の時に息子と「ハレとケ」の話をしました。

 

 

確か、話のきっかけは、

高級レストランがなぜ高いのか。

 

原価の話や、付加価値の話、

 

そんなたわいもない話から、

衣食住の「ハレとケ」へと話は深化。

 

 

日常、私が袖を通している着物から、入学式や卒業式の際に袖を通す着物の種類、

雑談まじりの会話でしたが、私にとっても良い機会となりました。

 

 

そもそも教える親自身が特段基礎的な民俗学を学んだ訳ではないので、

正確な事を教えてあげることは出来ていないかも知れませんが、

それも家庭の会話であれば問題なし。

 

 

彼が何かを感じて、それを自身が好奇心を持ち、

自分の力で調べて知識や知恵に変えるきっかけになれば、

親としては嬉しい限りです。

 

 

 

そしてわが家の家業も、

そんな日本が昔から大切にしてきた

節目やハレの日を彩るお手伝いをしているのだと、

知ってもらうきっかけになったかと思います。

 

 

 

きもの屋における「ハレとケ」。

 

 

ハレといえば、

晴れ着といった振袖や訪問着を連想しますし、

 

ケといえば、

日常着である紬や木綿を連想します。

 

 

当店の品揃えや特色は、ケに軸足を置いたものではありますが、

美濃幸らしいハレのご提案も喜んでいただける様に整えています。

 

 

特に、自身の着姿や家族の節目を交えてお話しやご提案出来る事が、

当店の強みだと思っています。

 

 

ハレの日の着姿。

 

 

そしてケの装い。

 

 

私にとって大切な節目を彩る衣装であり、

日常を快適に過ごすための衣装でもあります。

 

 

 

絹の良さ、木綿の良さ。

 

フォーマルなドレスコードを愉しむ心。

 

 

着物を通して、きもの美濃幸を通して、

そんな自分らしいスタイルで過ごす事が出来るご提案を、

重ねていきたいと思っています。

 

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