2021.01.27更新 -
八寸・九寸(名古屋帯)
織り手の息遣いを感じる。「上原美智子 あけずば織九寸『縞』」
私が大好きな織り手さんの一本が、
新年から手に入りました。
上原美智子 あけずば織九寸「縞」
沖縄で染織活動をされている、
上原美智子さんの一本です。
「あけずば織」と命名された、
上原さんが織り上げる織物たち。
「あけずば」とは、
沖縄の方言で「蜻蛉の羽」を意味する言葉で、
上原さんの織物たちはまさにその通り、
軽やかで美麗、天女の羽衣の様な織物です。
活動の範囲は日本に限らず、
ヨーロッパでも高い評価を得ており、
帯に限らず、ショールなどの布も、
日々織り続けておられます。
私が、上原さんを知ったのは7年前。
沖縄に産地勉強に伺った時でした。
その時の様子(当店ブログにジャンプ)→沖縄産地勉強会~上原美智子あけずば織~
その時は不勉強(今もですが(笑))で、
上原さんの織物の価値を、
今ほど感じていなかったように思います。
今日ご紹介している一本は、
あけずば織にしては厚手の織り上がりですが、
天女の羽衣の様な薄く軽い織物を、
丁寧に織り上げる技術そのものが、
この九寸にも込められています。
織り上がりは、本当に美しい。
経糸で縞を表し、緯糸は無地で織り上げていく、
織物の中では比較的シンプルな方ですが、
だからこそ、織りの善し悪しが分かります。
織り上がりに張り感や、
手に取った時に質感は極上そのもの。
上原さんが織り上げる織物の魅力を、
気軽にお楽しみ頂けたらと思います。
《掲載商品詳細》
上原美智子 あけずば織九寸「縞」 220,000円(税込・反物価格)
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