和をたしなむ

2024.05.23更新 - コーディネート紹介

美濃幸好みの七夕浴衣コーディネートをご紹介。

 

少し早いですが、

七夕に向けての大人浴衣コーディネートをご紹介します。

 

 

七夕というと、夏の入り口。

浴衣を楽しむにはちょうどいい気候の頃になります。

 

当店でも何かイベントをと考えており、

少し時期はずれますが計画は進行中ですので、

また折を見てご紹介をします。

 

 

美濃幸好みの七夕浴衣コーディネートはこちら。

 

 

 

 

浴衣は有松鳴海絞りの一反。

 

すべての工程を有松鳴海地区で行った伝統工芸品の有松鳴海絞り浴衣になります。

 

 

 

 

竹を各種の絞り技法を駆使しながら仕上げた一反で、

縦方向に繋がっていく柄付けの魅力と、

縹色の様な淡い藍色に見惚れて仕入れをした一反です。

 

 

詳細はこちらから

大胆な構図の竹柄を楽しむ一着に。「有松鳴海絞り浴衣・竹」

 

 

合わせる帯は半巾帯ではなく、あえての八寸帯。

 

 

 

 

浴衣と言えば、半巾帯の出番ではありますが、

歳を重ねていくと浴衣と言えども裸足ではなく白足袋を履きたくなりますし、

そうなると帯やコーディネートも一工夫加えたくなるというもの。

 

さすがに九寸帯となると、ぐっと格式が上がってしまうので、

この様な遊び心をもった八寸帯を合わせてもらうと、

一気に大人な雰囲気と熟れた着姿を創り上げてくれます。

 

 

帯は先日ご紹介しました、

まこと織物さんが手掛けたすくい織の一本。

 

「梶の葉」という名が付いており、

古式ゆかしき七夕にちなんだ文様となっています。

 

詳しくはこちらから

七夕への切ない女ごころを込めた一本を。「まこと織物・梶の葉」

 

 

短冊や天の川といった、

誰にでもすぐにわかる「七夕」という柄でないところが楽しいところ。

 

七夕なりのドレスコードでお召しになった時に、

このお太鼓柄をもとに七夕の話で盛り上がる事が、

また着物をお召しになる楽しみへと繋がる様に思います。

 

 

浴衣は竹の文様を絞り上げたもの。

 

竹と笹は別種にはなりますが、

どこか親和性のある柄付けでもあります。

 

 

そうした想いを込めて、

を笹の葉に見立てて願いが叶う心地になる組み合わせとなっています。

 

 

 

 

最後、帯締の色も笹を想わせる若草色のものをチョイス。

 

 

全体をまとめる様な色目をいれましたが、

夏に楽しい気持ちになる赤系の帯〆を入れても、

帯に織り込んである五色の赤と良く反応して、

肝の効いた着姿となる事でしょう。

 

 

以上、

 

美濃幸好みの七夕浴衣コーディネートでした。

 

 

七夕に合わせたお食事会や浴衣パーティはもちろんのこと、

説明をした通り、どこか夏全体の季節感を感じさせる様な、

含みをもたせたコーディネートになりますので、

夏を楽しむ一品としてお召しいただけたら嬉しいです。

 

 

 

来たる季節が、皆さまにとって素敵なひとときとなります様に。

 

 

 

《掲載商品の詳細・ご購入はこちらから》

※商品名と写真をクリックしていただくとオンラインショップへ移行します。

 

有松鳴海絞り浴衣「竹」

143,000円(税込・反物価格)

 

 

 

夏八寸帯(夏名古屋帯)「まこと織物・すくい織り・七夕梶の葉」

286,000円(税込・反物価格)

 

 

夏帯〆「渡敬・鶸色」

14,000円(税込)

 

 

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