春はまだかと待っていたら、
一足飛びで初夏が来たかの様な陽気。

 

春の袷を通り過ぎて、
初夏に向く単衣が恋しくなります。

 

 

そんな今時分に向きそうな、
美濃幸好みの単衣コーディネートを
ご紹介します。

 

 

 

 

淡い色目の御召生地。

 

織司なかむらさんが手掛けた、
染と併用した御召生地になります。

 

 

その名は「雪月花」。

 

 

写真では伝わりにくいですが、
地模様に雪月花が織り込まれており、

淡く見えるところは、
格子状に抜染をして薄桜色に染めてあります。

 

 

帯は、洛風林さんが手掛けた九寸帯。

 

 

 

 

単衣から夏衣にかけて結んでいただける、
とても重宝な一本で、

うっすら透かした織り方になっているところと、
モール糸を使った立体感が楽しい、

シンプルながらも凝った仕上がりとなっています。

 

 

織司なかむらさんの御召生地は、
しなやかな生地感が最大の特徴で、
袷はもちろんですが

 

単衣にしてもすとんと裾が落ち、
とても品の良い単衣の着姿を、
創り上げてくれます。

 

 

帯も季節をあまり限定しないので、
季節をわたって結べるところが、
とても重宝なところ。

 

 

無駄な色が使われていないので、
着物を日常的にお召しになる方には、
きっと一本あると便利な帯になると思います。

 

 

 

これだけ温暖化が進むと、
袷よりも単衣に注目が高まり、
単衣も生地感など、数種類のバリエーションが求められます。

 

 

今日ご紹介したコーディネートは、
本格的に暑くなる前の単衣。

 

 

今後も季節に合わせた単衣コーディネートを、
ご紹介して参りますので、
どうぞ楽しみにご覧下さいませ。

 

 

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御召「織司なかむら・雪月花」

２０９，０００円(税込・反物価格)

 

洛風林　単衣・夏九寸(名古屋帯)「横段」

２３１，０００円(税込・反物価格)