藍色と苅安色が交わる淡く優しい緑色の色合いを。「手織り紬「小熊素子・草木染・バラと緑と小格子」」
31日(金)まで、
開催中です!!
詳しくはこちら
→きものお手入れキャンペーン開催中です。「10月31日(金)まで」
昨日あたりから秋の深まりと冬の訪れを感じる様に。
少し冷気を纏って空気感の中にあって、
包まれる様な暖かさを感じる事が出来る紬の風合いは、
秋に着物に袖を通す楽しみのひとつです。
今日はその様な心地好さを感じる、
美濃幸好みの秋紬コーディネートをご紹介してまいります。
という事で、
本日はその想いに添う新入荷の一品をご紹介いたします。

手織り紬「小熊素子・草木染・バラと緑と小格子」
大好きな小熊素子さんが手掛けた素敵な紬が入荷いたしました。
郡上紬に源流があり、
今は東京でこつこつと染織活動をなされている小熊素子さん。
数年前に一目惚れの一反に出逢い、
その後工房にもお伺いしをしてものづくりの現場を拝見し、
それ以来、心留まる一品があれば仕入れをさせていただいている染織家さんです。

小熊素子さんというと、
無地や格子といった何気なく素朴な草木染の紬を織り続けておられるのですが、
その織り上がりに宿る風合いや色の雰囲気がとても好きで、
今回もこの一反を一目で気に入り見分けて来ました。

「バラと緑と小格子」
と名付けなれた一反。
小熊さんは糸染も機織りも、ご自宅兼工房でなされており、
草木染に使う草花も、基本小熊さんのご自宅の庭で栽培をしているものから、
一色一色をいただいています。


(小熊さんのお庭に咲いていた薔薇の花)

(小熊さん工房にて 草木染がされた織り糸たち)
その小熊さんの定番でもある薔薇で染め上げた糸を使い、
加えて藍と苅安で染めた糸を2種類使い織り上げた一反。

藍染の藍色と、苅安染の黄色とが交わるなかで、
淡く絶妙な緑色が現れる一反に仕上がっています。

写真ではなかなか伝わりずらい、
繊細な草木染の色具合になりますが、
実際に反物と対面していただくと、
その様子を良く感じて頂ける事と思います。

光の当たり方によっては、
薔薇由来のグレイッシュな色目がたってきたり、

はたまた、淡い藍色の雰囲気が立ち上がってきたり、

藍と苅安が交じる小格子のなかでは、
柔らかな緑色を発してくれる、
とても表情豊かな織り上がりとなっています。

生地感は絶品。
手織りの風合いもとても良く、袖を通すほどに馴染み、
また着こなし、洗い張りを重ねていく中で増していく着心地の良さは、
一反の布とともに過ごす豊かな日々を体感させてくれるでしょう。

真綿糸を使い織り上げた生地はさほど生地厚もなく、
ふっくらと織り上がっている風合いから袷に仕立てても良いですが、
単衣にされてもその生地感の良さを存分にお楽しみいただける事と思います。

郡上紬の源流と、現代的かつ女性らしい柔らかな色合いとが組み合わさった一反。
永く付き合っていくことが叶い、
その年月に見合う上質感をもった手織り紬を、
お心に留まる皆さまに愛用していただけ、
その素敵な織り色が織り成す布との素敵な日々をお楽しみいただけたら、
小熊素子さんを好んで扱わせていただいている私としても嬉しい限りです。
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660,000円(税込・反物価格)
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