角帯を半巾帯の様に日常で楽しむ。「春の帯専科~10%OFF+お仕立てサービス~ お勧めコーディネート」
28日(金)まで、
美濃幸好みの帯たちが勢揃いします
開催中です!!
詳しくはこちら
→春の帯専科~10%OFF+お仕立てサービス~ 開催します。
私のお勧めコーディネート紹介。
楽しみにご覧いただけていますでしょうか。
どれも「美濃幸好み」の一品ばかりですが、
今の季節感、空気感を考えながら、
毎日写真を撮り、アップをしております。
お近くの方は、どうぞ気軽にお越しいただいて現物を手に取っていただけたら。
遠方の方は、写真を通してその空気感などを感じていただけたら。
どちらであっても、こうしてホームページを通して、
多くの方にご覧いただけているであろうことに感謝しながら、
掲載を重ねてまいりますので、引き続き楽しみにご覧くださいませ。
さて、
今まで「九寸帯」〜「角帯」とご紹介して来ているので、
次は八寸帯か半巾帯と思い、選んだ本はこちら。
チェリー色の黒細縞柄の丹後木綿に合わせた一本は、
草木染染織作家である小熊素子さんが織り上げた「角帯」になります。
ただ、角帯といえども未仕立て状態になっており、
(角帯として仕立てる際は半分に折り曲げてかがり縫いをします)
帯幅が若干広め(一寸程度)ではありますが、
女性向けの半巾帯としても活躍してくれそうと思い、
遊び心を含ませた帯締めを共にコーディネートしてみました。
未仕立て状態の帯幅は「5寸程度」。
通常の半巾帯は4寸巾なので、
1寸(3センチ程度)広めになりますが、
軽く、薄く、そしてしなやかな織り上がりに仕上がっているこの一本の特性を考えると、
このままの状態で前腹の幅だけを調整しながら結んでいただけたら、
きっと着心地の良い日常に寄り添った半巾帯になるのではと思っています。
とても自然な色目に染め上げた絹糸を、
片寄の縞柄を縦糸に仕掛けて織り上げた一本は、
ざくっとした風合いも特徴のひとつ。
そしてこの草木染の柔らかな色合いと、手織りならではの風合いは、
今のこの織り上がりの姿が完成形ではなく、
心寄せる方に散々結んでもらっていくうちに、
絹の風合いが出てきて、少しの光沢感が生まれ、
それに伴い色合いも焼けが起こりながら、少しずつ変化をしていき、
その経年変化のなかで一層手放せない、
自分と着物の時間を共にしてくれたパートナーの様な一本へと育った段階で、
真価を発揮してくれる織り上がりの一本です。
この経年変化を楽しむ過程は、
手織りで織り上げたものだけが楽しめる時間。
今回のコーディネートの様に木綿や紬に合わせて、
日常のなかで気軽にその風合いと結び心地を、
お楽しみいただけたら嬉しいです。
小熊素子さんの経歴やものづくりの様子は、
私が工房に伺った際のレポートコラムをご覧ください。
工房見学レポート
小熊素子さんのお人柄もともに織り込まれている様に、
彼女が作る織物のファンの一人として感じています。
半巾帯というと、日常着の範疇にある帯になりますが、
最近のお客様からのご意見を伺っていると、
「永く使えるちゃんとした半巾帯が欲しい。」
という方が増えている様に思います。
今日ご紹介しました一本は、
間違いなく永く時を共にできる一本。
そんな着物とともに在る時間が大好きな方のお役に立てれば、
何よりも嬉しい事です。
《掲載商品のご購入はこちら》
※商品名と写真をクリックしていただくとオンラインショップに移行します。
165,000円(税込・反物価格)
49,500円(税込・反物価格)
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