和をたしなむ

2024.07.20更新 - 徒然なるままに

調律の意味を知る。

 

 

明日開催しますサロンコンサートに向けて、

 

店に在るアップライトピアノの調律をお願いしました。

 

 

 

 

お願いしたところは、

名古屋ピアノ調律センターさん。

 

 

このピアノが店に来る際にお世話になり、

また今回演奏をして下さる水野貴文さんも、

名古屋ピアノ調律センターさんの代表である宮北さんに、

自宅のピアノもお願いしていると聞き、

無理を言って指名をさせていただきました。

 

 

 

うちの子どもたちも興味津々。

 

そうした事もあってなのか、また宮北さんのサービス精神も相まって、

調律をしながらその仕事の内容であったり、

ピアノの構造やそれに至る歴史のことなど、

 

プロの調律師としての言葉や、

職人だからこそ知り得る生の言葉を、

色々と聴かせていただく事が叶いました。

 

 

「誰よりもピアノの事が好き。」

 

「だからこそこの仕事に誇りを持っている。」

 

そんな想いが垣間見える言葉ひとつひとつは、

実に面白く、深みのある内容。

 

 

子ども以上に質問をし、

宮北さんに苦笑いをされてしまいました(笑)

 

 

88の鍵盤と、200本以上のピアノ線が奏でる音の世界を、

一本ずつミュートを掛けながら一音の音色を調整していき、

一音に付き最大3本のピアノ線から発せられる音の掛け合わせを、

研ぎ澄まされた耳神経を通して、チューニングハンマーを持つ掌に力を掛け、

その微妙な音の違いを聴き分けながら調整をしていく。

 

 

「調整」ではなく、「調律」の凄みを感じさせられました。

 

 

 

 

そんな素晴らしい仕事を拝見しながら、

どこか自身の仕事との共通点を感じる私。

 

 

着物と帯を掛け合わせ、

そのまとまりを作り、ひとつにするために、

帯〆や帯揚の色を取り入れて、

複数の要素をひとつの集合体へとまとめていく。

 

 

調律師さんは音を、きもの屋は色を、

 

そのひとつひとつの個性に合わせて、

創り上げてく仕事だと感じました。

 

 

 

でも、ピアノの調律は最低でも88鍵盤。

 

着物は多くても10種類程度。

 

 

やはり、調律師さんの凄さには敵いません!!

 

 

 

そんな事を感じさせていただけた、貴重なひととき。

 

ピアノさんは明日に向けて準備万端です♪

 

 

 

2年振りのサロンコンサート、

 

まだ数席であればご用意が出来ます。

 

当日券目当てでどれほどのお客様がお越しいただけるかは未知数ですが、

店内のどこかでお楽しみ頂ける事と思います。

 

 

ご興味のある皆様、

ぜひお時間あいましたらお立ち寄りいただき、

一緒に素敵な音楽の時間を過ごしましょう♪

 

 

心よりお待ちしております。

 

 

 

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