和をたしなむ

2024.09.04更新 - 八寸・九寸(名古屋帯)

長月のサロンスペースは初秋の雰囲気を。

 

 

9月に入り、恒例の模様替えを。

 

 

このコラムでも何度も書いていますが、

きもの暦でいえば9月は「単衣」の季節。

 

 

一足早くを心掛けている店であれば、

9月は単衣を越して、袷のご提案となるのが普通でしょう。

 

 

 

ただ、昨今の気候を考えると、

9月になったからといえ、すぐに単衣にするのは尚早な感覚が一般的ですし、

気温の事も考えても現実的ではないのが2024年9月全般といったところ。

 

 

 

店のディスプレイやご提案も、

あまりしきたりに囚われ過ぎず、

常に今を見極めながら進めていきたいと考えています。

 

 

 

その様な事を想う、9月長月。

 

 

サロンスペースの一品は、

こちらの染帯を選びました。

 

 

 

 

灰色に少し茶色が掛かった様な、

グレージュな地色の上に、

流れる様な紅葉の柄を染め上げた一本。

 

 

 

秋の季節感を感じつつも、

配色が明らかな秋色ではないので、

今時分の様な暑さが残る頃に見ても、

どこか涼感と心地好さを感じさせてくれる仕上がりとなっています。

 

 

この一品の詳細は、

後日改めてお知らせいたしますので、

どうぞお楽しみに。

 

 

 

 

染め帯の魅力は、

緻密で豊かな柄表現と、

小ロット生産から成せる細やかな季節感にあります。

 

 

「今」の季節感を、

作者の感性のフィルターを通して、

生地に染め上げる。

 

 

季節感を着こなす着物の魅力を、

お太鼓姿と共にお楽しみいただければ幸いです。

 

 

 

(夜)長月の名のごとく、

夕暮れ時が日一日と早くなる頃。

 

 

 

皆さまも素敵な初秋をお過ごしくださいませ。

 

 

 

《掲載商品のご購入はこちらから》

 

九寸帯(名古屋帯)「紅葉彩り」

176,000円(税込・反物価格)

 

 

 

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