雨の日にこそ楽しい気持ちとともにお過ごしいただけます様に。「九寸帯(名古屋帯)「単衣・夏衣向き・アンブレラ」」
31日(金)まで、
開催中です!!
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→きものお手入れキャンペーン開催中です。「10月31日(金)まで」
ようやく長かった今年の酷暑が終わり、
秋がやって来たと思いきや、すっ飛ばして冬を感じる頃。
そんな2025年の秋ですが、
今月に入り、来年用にと染めをお願いしていたた単衣~夏帯が仕上がりました。
元々美濃幸で見分けていた帯の柄をリメイクしての一本なのですが、
とても良い染め上がりになっているので、
冬の訪れを感じる頃と季節は外れていますが、
来夏を楽しみにする早る気持ちとともにご紹介をいたします。

「九寸帯(名古屋帯) 単衣〜夏衣向き・アンブレラ」
雨降る一日にこそ結びたくなる一本。
雨の日となると、着物ファンの方であっても、
それに袖を通すのを躊躇われる事が多いのでないてしょうか。
「濡れるのは嫌だな」
「濡れてもいいよな着物にしようかしら」
「それすらも面倒だから、いっそう洋服で行こうかしら」
その様に思考されることは自然なことですし、
雨だからと喜び勇んで着物に袖を通す方は少数派の様に思います。
この一本は先述の通り、以前当店で扱わせていただき、
お見分けいただいたことのある帯の柄を使い、
新たに染め上げてもらった一本です。
昨年、久しぶりに当時の染屋さんとこのアンブレラの柄で盛り上がり、
それを仕入れてから10年以上も経ているので、
この柄の良さを生かしつつ、新たな気持ちを込めて、
別注で染め上げてもらいました。

この単衣〜夏衣向きの九寸帯は、
雨降りの多い梅雨時にこそジメジメした気持ちを吹き飛ばして、
楽しいお気持ちとともに結んでいただきたいと思い、
着物をお召しになるその日の天気予報を見て、
もし雨予報であったとしても、
「今日は雨だからこの帯を結ぼう!」
などと、
楽しい遊び心と共に結んでいただけたら、
とても素敵なことだなと思っています。

こうした遊び心のある一本なので、
一般的な単衣~夏衣向きの帯地では面白くなく、
染屋さんの倉庫に眠っていたラスト1本の珍しい帯地を使い、
染め上げてあります。

絹の帯地ですが、麻の様なざっくりとした生地感を持ち、
紗の様な織り上がりに見えますが、もっと太く間隔のある織り上がりとなっており、
所々にある紬糸の様な節感も表情となって見える、
特徴的な帯生地を使用しました。

柄は「アンブレラ」の名の通り、雨傘を染め上げたものに。

赤色と青色、2色の雨傘を型染めし、
その傘の生地部分には雲と雨粒を染め上げ、
雨粒はひとつずつ、銀彩を施してもらいました。

差したものと締まったもの、
どちらもとても楽しいシルエットで染め上げてあるので、
雨空の様などんよりとした雰囲気がない楽しい仕上がりに。

前腹はこの様な雰囲気に仕上げてもらいました。


この雨傘の型染めの上には、
雨のち晴れ、来たる青空に想いを馳せる様に、
薄っすらとした水色で地染めをしました。
色の重なりが、この帯に一層の表情を与えてくれているようです。

生地感から単衣〜夏衣向きではありますが、
入れる帯芯のお色によっては幅広い季節感でお楽しみいただけます。
濃紺色の様な深い色目の帯芯を使えば、
この透け感も抑えられるので、
より一層長い期間でお召しいただけますし、
そもそもカジュアル傾向にある一本ではありますので、
この帯に心を留めて下さった方の想いに添うような場面で、
楽しいお気持ちとともにご活用いただけたら嬉しいです。

雨も日本を感じる季節感のひとつ。
その日に寄り添うような、
また着物とともに在る時間が楽しいものであることを、
再認識していただける様な一本として、
自分らしいスタイルとともに結んでいただけたら、
制作した私たちにとって何よりも嬉しいことです。
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