青空へ翔ぶ未来へ、附下の柄に願いを込めて。~附下「瑞雲と鳥」×袋帯「籠目華文」~
先週のコラム、「入学式・卒業式の母の着物」に続き、
昨日のコラムでご紹介しました、附下と名古屋帯のコーディネート。
今日はもう一品たち、
すっきりとした附下のコーディネートをご紹介したいと思います。
淡い春の青空を思わせる色に染め上げ、
その青空に浮かぶ雲と共に、空を翔ぶ鳥が染め抜かれた附下と、
その雰囲気を存分に活かしてくれる、
古典柄ながらモダンな配色の袋帯を組み合わせてみました。
小付けですっきりとした附下は、
瑞雲の縁取りや鳥の羽に使われている、
鮮やかな黄色の配色が絶妙に映え、独特の存在感を持った染め上がりです。
色無地よりは柄があり、附下よりは柄が少なめ。
少し、着なれた方向けの風情がありますが、
瑞雲と鳥、青空の組み合わせは、卒業式や入学式などの門出の時には、
お祝いの心を込めた、最適な一着になる事と思います。
今回合わせる帯は、袋帯。
フォーマルに相応しい帯なのですが、二重太鼓の仰々しさをあまり感じさせない、
織り柄や配色が魅力的な、きもの美濃幸らしい一本です。
籠目の中に、松竹梅や、菊、梅、菱紋などの古典的で格のある柄が配されていますが、
使われている配色が軽めでモダンな色糸を選んでいるのでセミフォーマルなTPOに向き、
そしてお手持ちの着物にも合わせやすい重宝する一本になります。
また、先にも書いた通り色糸が多彩なので、
合わせる着物や小物を選ばないところも、大きな魅力のひとつ。
今回は附下に合わせましたが、色無地や訪問着にも馴染む一品です。
着物を着る楽しみと、お子様の節目や門出を祝う心、
そして、母親としての想い。
そのすべてが120%叶う、そんな一着を探すお手伝いが出来たら、
着物屋として、何よりも嬉しい事であり、誇りです。
皆さまのご家族様の節目が、
そんな素敵な一着の着物と共に在る事を心から願っております。
『掲載商品詳細』
附下 瑞雲と鳥(絹100%) 240,000円(税別・反物価格)
袋帯 籠目華文(絹100%) 150,000円(税別・反物価格)
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