高浪の表に裏に飛び交う千鳥かな。「手織り小千谷縮×まこと織物八寸帯・波千鳥」
6月に入りましたので、
先月までにご紹介をしてきました今年の夏衣たちを、
美濃幸好みのコーディネートを創り上げて、
順番にご紹介をしてまいります。
雨降る一日。
自然と水にまつわる色柄に心惹かれます。
という事で、
今日は今夏に新入荷をしました、
美濃幸オリジナルの一本と小千谷縮を合わせた夏着物コーディネートをご紹介いたします。

夏の定番柄「波千鳥」を中心に据え、
その柄の雰囲気をいかすために合わせた小千谷縮とのコーディネート。
小千谷縮は手織りの一反。
帯はすくい織りの名店「まこと織物」さんにお願いをして、
オリジナルで制作をしていただいたよろけすくい織りの八寸帯です。

小千谷縮、八寸帯それぞれの詳しい解説は、
下段添付をしましたリンク先からご覧ください。
小千谷縮の詳しい解説はこちら
→透明感と夏の涼感溢れる、麻の魅力を。「小千谷縮 手織り・ストライプ・おだきん製」
まこと織物八寸帯の詳しい解説はこちら
→八寸帯の範疇を超えて、夏着物を楽しむ一本として。「夏八寸帯(夏名古屋帯)「まこと織物・すくい織り・波千鳥」」
言葉なくとも伝わるであろう、夏の涼感。
柄の力、色の力は偉大で、
この組み合わせを見ているだけで夏の美しさを感じさせてくれます。

千鳥柄自体、俳句では冬の季語なのですが、
こうして波間の表裏を飛び交う千鳥の様子を見ていると、
自然とそのしぶきが感じられて、夏の涼を感じさせてくれます。

この帯自体、夏帯の涼感を表すために、
所々に銀糸が織り込まれており、
それもあって、ある意味八寸帯らしくない格を感じる仕上がりとなっています。
あまり格が高いと、
小千谷縮の様なカジュアルに軸足を置いた長着と合わせると、
ちぐはぐなコーディネイトになりがちですが、
そこはまこと織物さんならではの仕上がり具合で、
かしこまり過ぎず、そして帯としての品格や八寸帯らしい佇まいも保たれた、
とてもバランスの良い仕上がりとなっており、
こうして小千谷縮と組み合わせてみても、
その軽い空気感は残しつつも、
夏着物としての品を感じさせてくれています。

これには小千谷縮側も真価を発揮してくれておかげであり、
手織りの風合いと、細やかな織色の具合が良く、
波千鳥の力をしっかりと受け止めてくれる織り上がりとなっています。

織機織が多い小千谷縮においての手織りのメリットに関しては、
先ほどの添付をしましたリンク先にも書きましたが、
こうして帯を受け止めてくれる様子を見ていると、
その真価を感じずにはいられません。
帯〆は目立たせず、帯と小千谷縮の組み合わせを取り持つだけの役目に。
同系色で馴染の良い、少し明るめの藍色と白の夏帯〆を合わせてみました。

小千谷縮はカジュアル傾向の夏着物としての地位を確立していますが、
その織り上がりや配色によっては、
半巾帯から八寸帯、そして九寸帯まで、
幅広い用途やTPOでお召しいただく事が出来る一着に仕上がります。
仕立て前に水通しをしておけば、
自宅で簡単に洗濯ができるという気軽さは、
汗をかき、一日で汚れてしまいがちな夏着物事情において、
着物ファンへの人気の高さの要因となっていますし、
何より、一度お召しになっていただくとわかる、
全身を風が吹き抜けていくような爽快感は、
他の素材では味わえない夏着物の楽しさを感じさせてくれます。
合わせる帯を色々と試しながら、
また夏らしい季節感を感じさせてくれる自分らしいコーディネイトとともに、
来たる季節を涼しげにお過ごしくださいませ。
《掲載商品のご購入はこちら》
※商品名と写真をクリックしていただくとオンラインショップに移行します。
176,000円(税込・反物価格)
286,000円(税込・反物価格)
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