麻の素材感と季節感を十二分にお楽しみください♪「樋口隆司小千谷縮布コーディネート」
今週の名古屋は陽射しは弱くとも湿度の高い一日(汗)
射すような陽射しも辛いですが、
湿度が高い方が私は苦手(汗)(汗)(汗)
室内にいればさほどではありませんが、
外出して着物の中に籠った汗が発散しないのは、
洋装よりも和装の方が辛い様に感じています。
そんな日をより快適に過ごすことが叶う夏の素材と言えば「麻」。
その代表格のひとつ「小千谷縮」のコーディネートを、
今日はご紹介いたします!
本日は男性向けのコーディネート。
広巾(1尺5分)に織り上げた市松模様の一反は、
小千谷に染織家樋口隆司さんが手掛けた小千谷縮布です。
残念ながら樋口隆司さんは数年前に廃業をされており、
こちらの一反は残された最後の一反。
当店でも個展を開催させていただいた事があり、
以来親交があり、コロナ前に個展開催の準備も進めていたのですが、
それも叶う事のないまま、反物だけをご提案する事となっています。
悲しいことではありますが、
これがものづくりの現場で起きている現実。
受け止めながら、前に進む事が務めだと思っています。
さて、
こちらの一反、
手織りならではのしとっとした風合いが活きており、
また樋口さんらしい色遣いや格子の様子は、
実に楽しい雰囲気に仕上がっています。
個性はありつつも、出しゃばり過ぎず、
着手を上手に夏の遊び心に誘ってくれる織り上がり。
広巾ではありますが、
お心に留まる女性にもお楽しみ頂きたい一反であります。
帯は小千谷縮に馴染む、麻の角帯を合わせました。
長着の個性を活かしたいので、帯は控えめに。
素材感の相性は言わずもがな抜群で、
しっくりと馴染む、「夏を楽しむ」組み合わせとなりました。
麻帯は夏専用の帯。
麻という素材自体には本来季節感はありませんが、
今はその麻の特性からか夏専用の素材となっています。
季節が限られるお品は季節の汎用性が低いので、
購入に際しては二の足を踏みがちではありますが、
反面、季節感をそのままに感じる事が出来る事は、
購入をする大きなメリットでもあります。
少し硬めに織り上げた麻帯の魅力を、
使い込み、馴染んでいく月日の中で感じ、
お楽しみいただけたら嬉しいです。
実に夏の涼感を感じお楽しみいただけるコーディネート。
暑さは勘弁してほしいとは思いますが、
その暑さを心待ちにしたくなる様な魅力が、
小千谷縮にはあります。
体調には無理なされずに、自分らしいスタイルとお心に合わせて、
来たる季節をお楽しみくださいませ。
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286,000円(税込・反物価格)
33,000円(税込・反物価格)
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