和をたしなむ

2024.07.09更新 - 男のきもの

麻の素材感と季節感を十二分にお楽しみください♪「樋口隆司小千谷縮布コーディネート」

 

今週の名古屋は陽射しは弱くとも湿度の高い一日(汗)

 

 

射すような陽射しも辛いですが、

湿度が高い方が私は苦手(汗)(汗)(汗)

 

室内にいればさほどではありませんが、

外出して着物の中に籠った汗が発散しないのは、

洋装よりも和装の方が辛い様に感じています。

 

 

そんな日をより快適に過ごすことが叶う夏の素材と言えば「麻」。

 

その代表格のひとつ「小千谷縮」のコーディネートを、

今日はご紹介いたします!

 

 

 

 

本日は男性向けのコーディネート。

 

広巾(1尺5分)に織り上げた市松模様の一反は、

小千谷に染織家樋口隆司さんが手掛けた小千谷縮布です。

 

 

 

 

残念ながら樋口隆司さんは数年前に廃業をされており、

こちらの一反は残された最後の一反。

 

 

当店でも個展を開催させていただいた事があり、

以来親交があり、コロナ前に個展開催の準備も進めていたのですが、

それも叶う事のないまま、反物だけをご提案する事となっています。

 

 

 

悲しいことではありますが、

これがものづくりの現場で起きている現実。

 

受け止めながら、前に進む事が務めだと思っています。

 

 

 

さて、

こちらの一反、

 

手織りならではのしとっとした風合いが活きており、

また樋口さんらしい色遣いや格子の様子は、

実に楽しい雰囲気に仕上がっています。

 

 

 

 

個性はありつつも、出しゃばり過ぎず、

着手を上手に夏の遊び心に誘ってくれる織り上がり。

 

 

広巾ではありますが、

お心に留まる女性にもお楽しみ頂きたい一反であります。

 

 

 

帯は小千谷縮に馴染む、麻の角帯を合わせました。

 

 

 

 

長着の個性を活かしたいので、帯は控えめに。

 

素材感の相性は言わずもがな抜群で、

しっくりと馴染む、「夏を楽しむ」組み合わせとなりました。

 

 

 

麻帯は夏専用の帯。

 

麻という素材自体には本来季節感はありませんが、

今はその麻の特性からか夏専用の素材となっています。

 

 

 

季節が限られるお品は季節の汎用性が低いので、

購入に際しては二の足を踏みがちではありますが、

反面、季節感をそのままに感じる事が出来る事は、

購入をする大きなメリットでもあります。

 

 

少し硬めに織り上げた麻帯の魅力を、

使い込み、馴染んでいく月日の中で感じ、

お楽しみいただけたら嬉しいです。

 

 

 

実に夏の涼感を感じお楽しみいただけるコーディネート。

 

 

暑さは勘弁してほしいとは思いますが、

その暑さを心待ちにしたくなる様な魅力が、

小千谷縮にはあります。

 

 

体調には無理なされずに、自分らしいスタイルとお心に合わせて、

来たる季節をお楽しみくださいませ。

 

 

 

《掲載商品のご購入はこちらから》

※商品名と写真をクリックしていただくとオンラインショップに移行します。

 

 

小千谷縮「樋口隆司・手織り・市松模様」

286,000円(税込・反物価格)

 

 

 

夏角帯「西陣七野・麻・男性向け・親子縞

33,000円(税込・反物価格)

 

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