和をたしなむ

2018.12.08更新 - 徒然なるままに

クリスマスと共に在る着物屋の店内。

 

季節の風物詩は時代と共に色々。

 

 

一昔前まではピンと来なかったハロウィンでさえ、

今や日本流にアレンジされ、立派な11月の風物詩となりました。

 

このあたりに、異文化を柔軟に取り入れて、

それを自文化にしてしまえる日本人の性質を感じ、

着物も時代と共に変化を受け入れ、新たなものに成れる時にこそ、

次世代があるのかなと思っています。

 

 

12月のきもの美濃幸の店内は、

クリスマスツリーの飾り付けも終わり、すっかりクリスマス色に。

 

 

季節と共に在る着物。

 

というのが、私が着物屋をしている根のひとつなので、

出来る限りそれを受け入れて、着物屋らしいクリスマスを、

ご来店の皆さま、HPをご覧の皆さまに感じて頂ければと思っています。

 

 

 

特に、クリスマスは「色」が特徴的なので、

クリスマスの街に歩く素敵な着物姿を想い、

帯や小物、店内の設えをコーディネートしていきます。

 

 

 

こちらはタペストリーを含めて、

象徴的なクリスマスカラーのイメージに。

 

 

後日詳細をお知らせしますが、

十字絣の長井紬に合わせて、麻の葉絞り九寸名古屋帯をコーデ。

 

帯〆は長着と同系色にして、帯の個性を前面に出しましたが、

これを緑色系にしてしまえば、一気にクリスマスカラーに変身します。

 

 

こうした色遊び、季節遊びは、

色柄を全面的に楽しむ和装らしい楽しみ方だと思います。

 

 

そして、壁面のタペストリーは、

個性的な作品を創作されている、山本由季さんのもの。

 

 

十年以上前、当店で山本由季さんの個展を開催させて頂いた際、

女将が一目惚れをして、見分けたものだそう。

 

とても大胆な構図ですが、細やかな色使いが印象的で、

とても良い季節のアクセントとして、活用をさせてもらっています。

 

 

季節を楽しみ、着物を楽しむ。

 

 

当店にお越し下さる方の多くは、それを実生活で実践されていて、

皆さまのお姿を拝見するにつけ、日々の参考にさせて頂いています。

 

そうした皆さまはもちろんのこと、そう在りたいと思われている皆さまにも、

お役に立てる着物屋で在ります様に。

 

 

師走の忙しい日々となりますが、

変わらぬ心と共に、皆さまのご来店をお待ちしております。

 

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