和をたしなむ

2021.01.16更新 - 訪問着

一足早く、春を想う。「小倉淳史 訪問着『橘に桜 辻が花』」

 

2021年、一枚目にご紹介する一品は、

私が大好きな作家「小倉淳史」さんの訪問着を、

ご紹介したいと思います。

 

 

小倉淳史 訪問着「橘に桜 辻が花」

 

 

辻が花染の世界を一心に突き詰め、

その美しさを現代にて染め続ける、小倉淳史さんの一品です。

 

 

柔らかな桜色に染め上げた地色の上に、

散りばめられた染めのひとつひとつ。

 

 

訪問着にしては小付けな柄付けですが、

そのひとつひとつから、力を感じさせてくれる仕上りです。

 

 

僭越ながら私なりの、

小倉淳史さんが素晴らしいと思うポイントは、

その「彩色」にあります。

 

 

辻が花染という、

安土桃山時代にその祖を辿る、

400年以上の歴史を持つ染色技法ですが、

小倉淳史さんが染め上げた一品からは、

「今」の美しさを感じる事が出来ます。

 

 

柄を考え、柄付けを熟慮し、そこに出しゃばり過ぎず、

かといって個性を主張する色を、一色ずつ絞り染で染め上げていく、

丁寧な仕事を見る事が出来ます。

 

 

また、技法に走らず、

あくまでも「着ての美しさ」を徹底して追及されている事も、

そうした「今の美しさ」を感じる、

大切なポイント。

 

 

「着てこその着物」

 

という事を、小倉先生は追及し続けておられ、

その一心は今なお、続いていると、

昨年お逢いし、話をさせて頂く中で感じる事が出来ました。

 

 

地色もほんのり桜色、柄も桜を取り入れた柄付けで、

一足早く、春の華やぎを感じ、

暖かな季節を心待ちにしたいと思います。

 

 

掲載商品詳細

 

小倉淳史 訪問着「橘に桜 辻が花」 550,000円(税別・反物価格)

 

ご購入はこちらから

 

小倉淳史 訪問着「橘に桜 辻が花」

 

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